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3月コラム「卒園遠足」

「卒園遠足」

 お隣の河津桜がきれいに咲き、メジロが花の妖精のように可愛らしく花の蜜を吸う姿をみて、春の訪れを感じます。そして、早いもので今年度も残りひと月となりました。
 さて、先日ぞう組(年長)の子どもたちが、浜松動物園とフラワーパークにバスで卒園遠足に出かけました。導入として1週間前ぐらいに、グループごとの話し合いの場を設けました。子どもたちは、「行きたいところどこ?」「見たい動物は何?」「順路はどうする?」など案内図を見ながら、指差しをして一人ひとりが自分の思いを発言したり、友だちの意見を聞いたりしていました。また、担任が、その日のタイムスケジュール(時計の絵で示す時間と活動内容)を保育室に掲示すると、自由画帳に書き写しながら、「持ち物は、お弁当と水筒とお菓子だよ…」と私にも、説明してくれ楽しみにしていることが伝わってきました。当日は、最初は動物園につき、みんなでモルモットとの触れ合い体験をしました。一人ずつ膝の上に置かせてもらい背中を撫でる子、少し怖くて指先でそっと触れる子など緊張しながらも、生き物の命を感じているようでした。その後、おおよそ1時間ぐらいがグループごとの時間です。肩を組んで気合を入れたり、名前を言ってメンバー確認したりグループごとの開始の挨拶はさまざまでした。自分たちで決めたコースを、案内図を見ながら確認をして進んでいきます。「サルの赤ちゃんは小さくてかわいいね」「ぞうはいないんだね」「だちょうはどこにいるのかな?」など子ども同士で会話を楽しみながら歩いていました。子どもたちが先頭を歩き、職員はその中の一人として一緒に歩きます。また、集合時間は12時で場所はゴリラの前と知らせると「今何時?」と時間を意識している子もいました。桜ヶ丘の保育理念のひとつに「一人ひとりの違いに気付き、お互いを認め合いながら共に主体的に生活する」とありますが、卒園遠足に子どもたちが準備の段階からグループで話し合い意見を出し合い、当日主体的に楽しんでいる姿に成長が感じ嬉しく思いました。
 最後になりますが、保護者のみなさまには1年間園の運営にご理解とご協力をいただきましたことに感謝いたします。ありがとうございました。