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11月コラム「ランチタイム」

「ランチタイム」

 秋の深まりとともに風の冷たさを感じる日々ですが、紅葉していく木々や夕焼けの空は「温かさや落ち着き」を感じさせてくれます。
 先月行われた幼児クラスの「わんぱくひろば」は、コロナウイルス感染症が5類に移行し都田南小学校の校庭をお借りして人数制限を設けずに開催することができました。皆様家族でご参加くださりありがとうございました。プログラムは、各クラス子どもたちが日頃から楽しんでいる遊びを取り入れたり、子どもたちがやりたいことを話し合ったりして決めました。当日は親子で触れ合いながら身体を動かして楽しみ、お子さんの笑顔や頑張る姿を観て成長を感じていただけたでしょうか。また、卒園児を含む小学生が沢山来てくれ嬉しく思い、急遽小学生VS保護者の玉入れ競技を行うと多くの方が参加して盛り上げてくださりありがとうございました。
 さて、今年度は聖隷浜松病院ひばり保育園の坪川紅美先生を講師に迎え、保育環境について職員が学び、「子どもたちの思いや言葉から保育を作り出していく」「日常生活の中で様々な遊びが発展していく保育」を大切にしてきました。そこで、何かを一斉にさせるのではなく、子どもたちが主体的に自律的に生活する「時間」の環境を作ることの一つとして、幼児クラスでランチタイム制を始めました。子どもたちに食べ終わりの時間を伝えると、タイムマネジメントをするようになり時計をみながら、食べ始めの時間を考え自分で決めて動くようになりました。タイミングは、お腹がすいたら、遊びが満足したら、友達と一緒に等自分自身が決めているようです。また、食事の基本の分量は提示されていますが、子どもが自分で食べたい量を保育者に伝え増減しています。もちろんおかわりも。5歳児のHちゃんは「食べたい時に行けるから楽しいね」と私に話してくれました。混んでいる時にはお店のように椅子に座って席が空くのを待つことがあったり、遊びに夢中になって慌ててくる子もいますが経験することで学んでいくと温かく見守っています。環境が変わると子どもの姿も変わります。今後も自分自身で考える力をつけ、生活を動かしている一人の人間として育てていきたいと思います。