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5月コラム「主体的に遊びこめる環境」

「主体的に遊びこめる環境」

 空の青と色鮮やかな草木の緑が美しい季節になりました。4月の父母の会総会につきましては新型コロナウイルスが5類になり久しぶりに集合型で行うことができました。準備等をしてくださいました父母の会役員さんをはじめ、多くの保護者の方のご参加ありがとうございました。年度の初めに私から園目標や保育理念についてお話をする機会もいただき感謝しています。また、クラス懇談会では年間目標や保育者の思いと子どもたちの様子などを伝えさせていただきました。一人ひとりを大切に、愛情を持って子どもたちと関わっていきたいと思います。気になることや心配なことがございましたらいつでもお声掛けくださいね。
さて、新年度が始まり1か月が過ぎました。4月当初は環境が変わり、緊張や不安で泣けてしまう姿がありましたが、今では笑顔が見られるようになり日中は好きな遊びを見つけ遊べるようになってきました。新入園児のお子さんも担任がわかるようになりその保育者を求めたり身体にぴたりとくっついていることで安心感に浸っているようです。
先日、幼児クラスのこどもたちが1階ホールに集まり誕生会を終えて室内遊びを始める時のことです。4・5歳児のクラスの部屋を自由に行き来しながらこどもたちは、それぞれに自分が好きな遊びのコーナーに向かい遊び始めました。好きな遊びはそれぞれで一つのコーナーに偏ることなくその主体的な姿に驚いてしまいました。今年度から保育室の並びを東側から3・4・5歳児に変更して日常的に4・5歳児クラスの間の扉を開けて子どもたちが好きなコーナーでじっくりと遊べるように環境を整えました。最初は、自分のクラスの保育室以外で遊ぶことに遠慮をしている子もいましたが、保育者が担当保育室以外のコーナーで子どもたちと一緒に遊ぶことでクラスの枠を超えて自然に異年齢の交流が見られるようになってきています。3歳児の子どもたちは、数人ずつ4.5歳児の部屋に遊びに行くようにして少しずつ慣れるようにしています。小さい友だちへの優しい声のかけ方や遊びに入れてもらう声のかけ方など、遊びの経験から子ども自身が学んでいくことはこれからもいろいろあるでしょう。子ども同士の関わりを大切にしながら、主体的に遊びこめる環境を今後も整えていきたいと思います。