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3月コラム「卒園遠足」

「卒園遠足」

 園庭の木々の芽や草花のつぼみも膨らみ始め、春の訪れを感じる季節となりました。子どもたちの遊びが深まり、そして友だちとの関わりも豊かになる年度末、1年の歩みを振り返りながら、1日1日を大切にじっくりと味わいながら過ごしたいものです。こども園では、年長児28名が22日(土)に卒園の日を迎えます。第50回卒園証書授与式は年長クラスのみで行わせていただきますが、7日にはお別れパーティーを開催して全園児で年長児へ感謝の気持ちを伝えたいと思います。また、残り1ヶ月も他のクラスの子どもたちと楽しく過ごせるように工夫していきたいと思います。
 さて、先日年長児の子どもたちが、浜松動物園とフラワーパークにバスで卒園遠足に出掛けました。子どもたちは、当日までの活動としてグループごとに、下見に行った担任から動物園内の地図をもらい、「グループ名(動物)」を決め、地図を広げてコースを話し合いました。私も、その様子を見に保育室にいってみました。
あるグループでは、グループ名について「僕は、カピバラがいい」「私は、ペンギンがいい」と意見が分かれなかなか決まりかねていました。すると一人の子が「どっちでもいいよ。カピバラにしてもいいよ」と言ってくれました。すると周りにいた子も「私もいいよ」と言ってくれました。時間はかかりましたが、自分以外の意見を聞いたり譲ったりすることができました。5,6歳になるとこのような活動を通してすぐに大人に頼るのではなく、自分たちで解決しようとします。そして、判断する、自己主張する、他者を許す、違いを認め合うことなど、社会生活に必要な基本資質が育っていきます。まだまだ、大人の助言はあったり、時々甘えて元気を取り戻したりなどの支えを必要とすることもありますが、一人ひとりの成長を感じる場面でありました。卒園遠足当日は、グループごとに子どもたちが行きたいところに〇をつけた地図をみながら「次は〇〇を観に行くよ」と張り切って私たち職員を案内してくれました。お昼にはお弁当をたべ、広場でかくれんぼや芝すべりを楽しみ思い切り身体を動かし友だちや職員と遊び思い出に残る楽しい卒園遠足になりました。