「私があなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」 -ヨハネ福音書15章12節-
愛の姿の1つを「寛容である」と聖書が語っています。保育の場面でもこれが現わされています。それは子どもたちを「受け入れる」園の職員たちの姿です。
新年度が始まって、色々なものが変わり、担任の先生も変わり、子どもたちは多少なりとも不安を覚えています。もしかしたら保護者の皆さんも新年度を迎えて慌ただしく過ごしているかもしれません。そうであればなおのこと子どもたちは不安を感じやすくなります。そんな子どもたちの思いを慮りながら、職員は子どもたちを「受け入れて」いきます。実は職員たちも「新しい年度のスタートが上手く始められるだろうか」と不安を覚えているところもありますが、それでも子どもたちを受け入れることが出来るのは、私たちすべての者たちを受け入れて下さる主イエス・キリストがいるからです。
色々な不安を抱える子どもも、保護者も職員も一人一人が受け入れられていることによって、しっかりとしたところに足を置くことが出来れば、お互いに受け入れ合って過ごすことも出来るようになります。今月からの新しい年度も一人一人にとって園が居心地の良いところとなりますように。
中遠教会 牧師 兵藤辰也