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8月の聖句

「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」
マタイによる福音書7章12節


聖隷三方原病院  池谷 明高
 黄金律と言われるこの言葉は、人にされたくないことは人にせず、してほしいことは人にしなさいという、自分のことだけを考えるのではなく、他者の立場に立って考える、他者の視点を持つことの大切さを示しています。受け止め方の違いはあっても、自分が嫌なら、他の人も嫌だろうし、自分が嬉しいなら、他の人も嬉しいということです。他者の支えがあって生きている私達ですから、他者との関係を築く上で、たとえば、互いに助け合う、与え合う、赦し合うことは大事なことです。
 こどもや家族の会話の中で、自分の言葉を相手はどう受止めるだろうか考える。行動する時に、まわりの人はどのように受止めるかを考える。その言葉や行動が、結果的に自分にどのように返ってくるかを想像する。自分の感情にとらわれることなく、相手の立場で考え行動する。相手のために何かをする、変えていく、それは自分自身に、またこどもたちに返ってきます。こうして欲しい、こうあって欲しいという思いを、こどもたちのために、皆で形にしていくことができればと願います。