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9月の聖句

「主において常に喜びなさい。」
フィリピの信徒への手紙4章4節


聖隷三方原病院 池谷 明高
日々の生活の中では、良いこともそうではないこともあり、上手くいくこともあれば、失敗することもあります。いつも喜んでいられるわけではありません。しかし神様の愛においては、どんなものにも意味が与えられます。すべてが生かされます。
失敗を通して分ることがあります。失ってはじめてその大切さを知ることがあります。また失うと同時に与えられるもの、手放してこそ得られるものがあります。終わりは常に始まりです。短所と長所は背中合わせです。すべてが良い、また悪いということはありません。人生も山あり谷あり、晴れる日もあれば、雨や嵐の日もあります。
私達は、失敗や欠点などつい一部を大きく見がちですが、全体を見ること、始めからまた終わりから見ること、謙虚になって見ること、一歩下がって見ること、一人で見るのではなく誰かと一緒に見ようとすることも、とても大事です。そのようにしてキリストの十字架を見る時、私達が多くの人の犠牲によって生かされていること、支えられていることに気づきます。こうして生きていることは、大人も子供も含めそれ自体が大きな喜びなのです。