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8月の聖句

「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」
マタイによる福音書 18章20節


聖隷三方原病院  池谷明高
神様はどこにおられるのか。二人以上の信じる人の間におられると聖書は記しています。私だけの神様とか、私だけの救い、幸せはないということです。救いは、自分の力だけではどうすることもできない時に、誰かの助けを通して与えられるものです。二人以上とは、誰かと分かち合う、担い合う、支え合う、助け合う、赦し合う関係があるということ。その関係の中でこそ、必要な助け、支え、慰めは与えられます。
溺れている自分を引き上げることはできません。倒れて動けない自分を起こせるのは、自分以外の誰かです。教えてくれる人がいなければ、自分の間違いにはなかなか気づけません。また一緒に喜んでくれる人がいない喜びは小さいものです。一方で共に喜んでくれる人がいれば、喜んでくれる人の数だけ喜びは大きくなります。神様はいつも誰かの向こうにおられます。誰かの働きを通して見えます。隣人を、すべての人間を愛そうとすることは、神様を見出すことなのです。