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9月の聖句

「見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください。」
ルカによる福音書15章6節


聖隷三方原病院  池谷明高

一匹の羊が群れから離れてしまう。それが人の場合、もし自分に関わりが無ければ、また全体の数が多くなればどうでしょうか。果たして喜べるでしょうか。私達は一人では生きていくことが出来ない存在です。まわりの人の支えや助けがあって、初めて生活も仕事もできます。聖書は人間全体を神様の体にたとえていますが、体のどの部分も大事なのと同じように、一人一人が大切な働き、意味をもって存在しています。神様の愛は、私達の心をまわりの一人一人に向けさせます。
どうすれば大切に出来るか。一つのものをすべての者で分かち合おうとすればよいのです。女性やこども、外国の方、弱い立場の人など、漏れている人はいないか、また一人だけに、少数の人に背負わせてはいないか。神様の愛において、取るに足りないもの、意味の無いものは何一つありません。大切な部分だからです。一人一人の存在に重みを感じるとは、すべてのものに意味を、価値を見いだせるということ。私達の人生、また私達そのものが豊かにされるのです。こどもたちと共に広く、深く目を向けていきたいと思います。