園長 加藤 可織
園庭のプランターには、朝顔が咲き、少しずつ夏が近づいてきていることを感じます。子どもたちが楽しみにしている水遊びの季節となり、「今日プール入るかな。」「早く水遊びしたい。」と登園時、親子で会話をする姿を見かけます。ここ数年、気温の上昇に伴い、熱中症警戒アラートが出る日も増えており、子どもたちの安全を考えて屋外での活動(戸外遊びやプール遊び等)を自粛することがあります。暑い時期を安全に過ごせるよう配慮していきながら、子どもたちが様々な経験ができるよう日々の過ごし方を考えていきたいと思います。
先日、園庭の砂場で遊んでいた子どもたちと一緒に久しぶりに泥団子作りを行ないました。泥団子の作り方は知っていましたが、先に作っていた4歳児のAくんは「水を少し入れて作るといいよ。砂だけじゃすぐ壊れるよ。」Bくんは「ぎゅっとするとつぶれるからね。」とアドバイスをくれました。砂に水をかけ、混ぜ、手にのせて少し力を入れて形を作り始めると、“できるのかな?”という表情でじーっと私の手元を見つめるCくん。少しずつ丸くなってくると笑顔が見られ、“やるじゃん!”と思ったのか嬉しそうな表情になり、私もなんだか誇らしげな気持ちになりました。団子がある程度固まると次は、“しろすな(乾いた白っぽい砂)”をかけます。どこに“しろすな”があるか子どもたちはよく分かっており、砂場から移動し、更に固い団子を作るために黙々と“しろすな”をかけていきました。作っている途中で片付けの時間になり、慌てて団子をカップに入れようとしたため、団子をつかんで入れたので指を外すときに少しかけてしまいました。私が「あっ!」と言うと、Cくんが「違うよ。こうやってやるんだよ。」と身振りでやり方を教えてくれました。そのやり方は、手のひらにのせた団子の上にカップをかぶせてから、ひっくり返すという方法でした。恥ずかしながら、その方法を思いつかなかった私に冷静に優しく教えてくれたCくん。誇らしげな表情でしたが、優しく私を見守ってくれているようにも感じました。
好きなあそびを繰り返し楽しむ中で、自分で考えたり、友だちが行なっていることをよく見て、それを真似して行なってみたり、やり方を教わったりしながら、何度も何度も繰り返し、習得をしていきます。そして、習得したことに対して自信がつくと「見ててよ!」と言いながら、繰り返し得意げにやって見せてくれます。子どもたちの姿を“大丈夫だよ!”と見守る目があることで安心につながり、更にやってみようという気持ちにつながっていくのではないかと考えます。安心して様々なことが経験できるように環境を整え、子どもたち一人ひとりの育ちを保障していけるように関わっていきたいと思います。
園庭のプランターには、朝顔が咲き、少しずつ夏が近づいてきていることを感じます。子どもたちが楽しみにしている水遊びの季節となり、「今日プール入るかな。」「早く水遊びしたい。」と登園時、親子で会話をする姿を見かけます。ここ数年、気温の上昇に伴い、熱中症警戒アラートが出る日も増えており、子どもたちの安全を考えて屋外での活動(戸外遊びやプール遊び等)を自粛することがあります。暑い時期を安全に過ごせるよう配慮していきながら、子どもたちが様々な経験ができるよう日々の過ごし方を考えていきたいと思います。
先日、園庭の砂場で遊んでいた子どもたちと一緒に久しぶりに泥団子作りを行ないました。泥団子の作り方は知っていましたが、先に作っていた4歳児のAくんは「水を少し入れて作るといいよ。砂だけじゃすぐ壊れるよ。」Bくんは「ぎゅっとするとつぶれるからね。」とアドバイスをくれました。砂に水をかけ、混ぜ、手にのせて少し力を入れて形を作り始めると、“できるのかな?”という表情でじーっと私の手元を見つめるCくん。少しずつ丸くなってくると笑顔が見られ、“やるじゃん!”と思ったのか嬉しそうな表情になり、私もなんだか誇らしげな気持ちになりました。団子がある程度固まると次は、“しろすな(乾いた白っぽい砂)”をかけます。どこに“しろすな”があるか子どもたちはよく分かっており、砂場から移動し、更に固い団子を作るために黙々と“しろすな”をかけていきました。作っている途中で片付けの時間になり、慌てて団子をカップに入れようとしたため、団子をつかんで入れたので指を外すときに少しかけてしまいました。私が「あっ!」と言うと、Cくんが「違うよ。こうやってやるんだよ。」と身振りでやり方を教えてくれました。そのやり方は、手のひらにのせた団子の上にカップをかぶせてから、ひっくり返すという方法でした。恥ずかしながら、その方法を思いつかなかった私に冷静に優しく教えてくれたCくん。誇らしげな表情でしたが、優しく私を見守ってくれているようにも感じました。
好きなあそびを繰り返し楽しむ中で、自分で考えたり、友だちが行なっていることをよく見て、それを真似して行なってみたり、やり方を教わったりしながら、何度も何度も繰り返し、習得をしていきます。そして、習得したことに対して自信がつくと「見ててよ!」と言いながら、繰り返し得意げにやって見せてくれます。子どもたちの姿を“大丈夫だよ!”と見守る目があることで安心につながり、更にやってみようという気持ちにつながっていくのではないかと考えます。安心して様々なことが経験できるように環境を整え、子どもたち一人ひとりの育ちを保障していけるように関わっていきたいと思います。