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1月の聖句

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」
ヨハネによる福音書15章5節


聖隷三方原病院  池谷明高
神様をぶどうの木にたとえれば、私たちはその枝です。その枝にぶどうの房ができて、実を結びます。その実とは一体何でしょうか。
神さまにつながること、それは私たちが互いに愛し合うことです。一つになることです。愛するとは、一つとなって、他者のために、互いに支え合って生きることです。私たちを一つにするために与えられるもの、それが言葉です。どうやって言葉で一つにされるのか。言葉を聞き、答えること。互いに応答することによってです。相手の言葉を受け入れ、その言葉を自分のものにするとき、一つにされるのです。他者が自分の中で生き、他者の中で自分が生きるからです。その関係の中で、言葉は人を支え、助け、励まし、慰めます。言葉は人を生かします。
家族も、このわかばも、社会も、言葉によって一つにされます。一つだからこそ、互いに補い合い、支え合い、分かち合うことができます。苦しみや悲しみは半分に、喜びは倍にされます。そこには人としての豊かさがあります。
実を結ぶとは、神さまと、まわりの人と強く、また固く結びつくこと。家族、友人、こどもたちと、隣人、世界の人と一つにされることです。そこには心の平安あり、真の平和があるのです。