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3月の聖句

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。」
ヨハネによる福音書 15章5節


聖隷三方原病院   池谷明高

小さなこどもたちの正義の味方はアンパンマンでしょうか。困っている人に、パンである自分の顔をちぎって与え、元気づけます。イエス・キリストも、自分の体をパンとして与えます。カトリック教会でミサ、プロテスタント教会で聖餐式と呼ばれるものです。そのパンによって、ぶどうの木であるイエスに結びついて、私達は一つされます。神様の愛はすべてを包み込みます。敵をすら愛する愛です。与えられたものを、全ての者で分かち合えば、奪い合う争いは無くなります。欠点や失敗、過ちを非難せずに赦し合えば、関係は復活し、一つにされ、さらに結びつきは強まります。一つになって互いに結びつくことで、持っているもの、良いものは何倍にも活かされます。
自分の体を裂いて他者に与える、自分の持っているものを他者に与える、それは痛みを伴います。その痛みなしに、人を支え、助け、救い、育てることはできません。しかしその痛みを互いに持っていることを忘れなければ、子供たちも私達もぶどうの木にあって豊かな実を結ぶのです。わかばのこどもたち、卒園していくこどもたちの上に、神さまの祝福が豊かにありますように。健康が守られますように。