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9月の聖句

「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」
詩編23編1節


聖隷三方原病院  池谷明高
主とは神様のことです。人生の旅路において、神様は羊飼いのように私達を守り育て、養ってくださる。必要な物を備えてくださる。確かに日々の食事、健康、住む場所、働く場所、学び、自分を支える家族や友人、隣人等、様々な恵みを私達は与えられています。
もちろん足りないと感じたり、もっと欲しいと願うものもあるでしょう。聖書では貧しさを豊かさと捉えます。目の前にご馳走があっても、お腹が一杯だと味わうどころか一口も入らないかもしれません。空腹であれば、どんなものも美味しく頂くことができます。貧しい、足りないのなら、まわりの人が補うことで豊かにされます。たとえ弱くても、多くの人の助け、支えがあれば、何倍にも強くされます。互いに支え助け合う関係の中では、欠けるものはないのです。
一人では生きることが出来ない私達です。聖書の言葉は互いに愛し合う、赦し合う、助け合う関係へと私達を招いています。自分を支える多くの人の存在に気付き感謝し、またそれに応えて他者を支えていく中で、神様は豊かな人生を与えてくださるのです。