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子どもたちの笑顔はいつまでも…

園長 加藤可織
今年もクリスマスを迎える季節となりました。12月3日からアドヴェントの期間を迎え、わかばでもそれぞれのクラスでクリスマスを楽しみに待ちながら、アドヴェント礼拝を守っていきます。1階と2階には大きなモミの木が置かれて少しずつ飾り付けがされていきますので、保護者の皆様も子どもたちと一緒に楽しみにしていただきたいと思います。クリスマスは救い主イエス様がお生まれになった日です。みどり組の子どもたちを中心に聖誕劇(ページェント)を行い、クリスマスの出来事を伝えていきます。もも組やき組の時から毎年変わらずに一生懸命に取り組むみどり組の子どもたちの姿を見て「○○の役をやりたいな」「あの洋服(衣装)を着たいな」等と憧れを持ってきました。ページェントで歌う讃美歌が聞こえると自然と口ずさむ子どもたち。子どもたちの中でも自然とクリスマスは大事で特別な日だと感じている様子があります。また、園内も少しずつ飾りが増え、子どもたちの讃美歌が響き渡り、待ち遠しさを感じると共に温かい気持ちになります。これから、子どもたちと一緒に優しい気持ちでクリスマスが迎えられたらと思います。
さて、毎年わかばでは8月に1年生同窓会を開催していますが、2020年~2022年はコロナ禍のため中止となりました。今年、コロナウィルス感染症が5類になり、園内の感染症状況等も踏まえて検討し、11月に4年生(2019年度卒園)同窓会を行なうこととなりました。4年生となった子どもたちは、ほとんどの子どもたちが4年振りのわかば。園内に入った時から緊張し、恥ずかしそうな表情でいましたが、どの子もわかばにいた頃の面影はあり、職員たちは懐かしさを感じました。終始緊張した表情の子どもたちでしたが、わかばで過ごした数年間の写真をスライドショーで上映すると、子どもたちから自然と笑みがこぼれ、「わぁ、なつかしい。」「小さい!」「かわいい!」と話し始めたのです。中には、築山の太鼓橋にみんなで座っている写真を見て「あっ!この場所なつかしい。おれ、ここが一番好きだったんだよね!」と興奮気味に発し、その後も「ここでさ~」と話が弾んでいました。その後、当時の担任が「保育室や園庭で遊んでいいよ。」と声をかけると「やったー!」と園児だった頃のような弾ける笑顔で園庭に走っていきました。総合遊具の上にある双眼鏡をのぞき、「小さいな。」とつぶやいたり、ブランコや滑り台を笑顔で楽しむ子どもたち。4年生の子どもたちが遊んでいる姿から、遊具がとても小さく感じ、子どもたちが大きく成長していることを実感しました。しかし、無邪気に遊ぶ姿はわかばで過ごしていたあの頃と変わらず、嬉しさも感じました。園庭での遊びのクライマックスは、子ども対保護者の綱引き。「みどり組の時、綱引きやってお母さんたちに勝ったよね。私、後ろから3番目で並んでたよ。」とAちゃん。よく覚えているなと思いつつ、幼い頃の記憶はいつまでも覚えているのだなと実感しました。綱引きは、どの子も笑顔で必死に綱を引っ張り、審判をしていた私は10月の『たのしいひろば』でのみどり組の子どもたちの姿と重なりました。日々の中で成長をしていく子どもたち。子どもたちは今を過ごしていく中で一人ひとりそれぞれのペースで大きくなっていきます。子どもたちの“今”に関わることができることは本当に嬉しいことです。これからも一人ひとりの子どもたちの成長を祈り、見守っていきたいです。