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今年もよろしくお願いいたします

園長 加藤可織
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。また、年始の特別保育にご協力いただきありがとうございました。今年度も残り少なくなりましたが、子どもたちの成長を信じて一人ひとりを見守っていきたいと思います。年始には、能登半島地震が起き、現在も不安な中で過ごしている方々がたくさんいらっしゃいます。被災された方が安心して過ごせる日が来ることをお祈り申し上げ、今私たちにできることは何かを考え、日々過ごしていきたいと思います。
さて、12月には幼児クラスと乳児各クラスでクリスマス祝会が行なわれました。幼児クリスマス祝会の際には、保護者の皆様には限られた会場の中での参加や送迎、また土曜保育についてご理解やご協力をいただきありがとうございました。みどり組の子を中心に行うページェント(生誕劇)は今回も子どもたちの思いがとても伝わるものになりました。役決めの時から、自分のことだけではなく、友だちのことを思いながらそしてページェントに登場する人物等がどの役も大切であるということを一人ひとりが感じながら過ごしていることが伺えました。役が決まり、それぞれが一生懸命に大切な役割を果たすために練習を重ねていく中、衣装合わせをした際には子どもたちの表情が「わぁ!!」と変わり、印象的でした。自分の変身した姿を見て「素敵だね」と笑みがこぼれたり、「○○くん、似合うじゃん!」と友だちの姿を褒めたりと微笑ましい瞬間でもありました。「この衣装はみんなよりも大きいお兄さんやお姉さんが着たんだよ」と話をすると、「すごいね」「じゃあ、僕の弟も着るんだね」とびっくりしながらもこれからも受け継がれていくことを子どもながらに感じていることを嬉しく思いました。ページェントはみどり組を中心として行ないますが、劇中き組の子どもたちが言葉を言ったり、もも組の子どもたちが讃美歌を歌ったりします。き・もも組がみどり組を見る目は輝いており、「天使がいいな」「ひつじ、かわいい」「王様、かっこいいな」等憧れの眼差しを感じました。小さなクラスの子どもたちも大星が手をキラキラと動かす姿を見て真似をする姿もあり、小さい時から目にするみどり組の姿を年々重ねながら、“みどり組になったら…”と思いを膨らませていくのではないかと思います。ページェントでは、日々練習を行なっていく中で子どもたち一人ひとりが自信を持って行なう姿が見られました。一人ひとりが持つ力の凄さを感じると共に子ども自身の持つ力は、無限であり、それを信じて待つことが大切だと改めて感じました。
初めてのことや何かに挑戦する時、大人も子どもも誰もが期待や不安な気持ちを持ちます。不安な気持ちに寄り添いつつもその人が持つ力を信じながら、「大丈夫だよ。やってみよう。」と一歩を踏み出せるように支えてあげることが大切だと感じます。「どんな時でもそばにいるから大丈夫だよ」と寄り添う存在はとても心強いですね。子どもたちはこれから様々な経験をしていきます。子どもたちのそばにいる私たちは、子どもたち一人ひとりが持つ力を信じながら、たくさんの愛情を注ぎ、見守り、支えていく存在でありたいと思います。