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ご入園、ご進級おめでとうございます

園長 加藤 可織
 園庭の桜の木には、数輪の花が咲き始め、蕾の膨らみから暖かい春を待ち望んでいる様子が伺えます。
3月には32名の子どもたちがわかばを巣立っていきました。新たな一歩を踏み出した子どもたちがこれからも神様に見守られ、心豊かに成長をしていくことを願っています。そして、今年度は26名の子どもたちを迎えました。環境の変化に戸惑いがあるかと思いますが、子どもたち、保護者の方々に寄り添い、安心して過ごせるように務めていきたいと思います。保護者の皆様も分からないことや心配なことがありましたら、気兼ねなく声をかけてください。
先月末はお忙しい中、特別保育のご協力をいただきありがとうございました。この期間に新年度の準備や職員一同で改めて学びの機会を持つことができました。同事業団内のこども園・保育園での合同研修会では、磐田市にある中遠教会の兵藤辰也牧師のお話や聖隷こども園めぐみ冨永裕美園長から『聖隷の保育の歴史や理念』についてお話を聞き、キリスト教保育の学びを深め、保育の振り返りを行ないました。聖隷福祉事業団の理念でもありますキリスト教精神『隣人愛』に基づき、子どもたち一人ひとりの子どものありのままを受け入れることを大切にし、そして今を生きる子どもたちを信じ、関わっていきたいと思いました。聖隷こども園わかばは、聖隷の最初の園です。2023年度の卒園児も含めると1707名が卒園をしました。このわかばで出会った子どもたち、そして保護者の方々、職員…多くの出会いに感謝すると共に園を巣立った後もわかばのことを思い出し、立ち寄ってくださる多くの方々がいることにつながりの大切さを感じます。
わかばの園目標は『子ども自身に生きさせよ~自分で考え、判断し、行動する子ども~』です。これは、小さな赤ちゃんが今すぐにできることではありません。乳幼児期に関わる人や過ごす環境の中で子どもたちは人としての土台ができてきます。子どもは自分の気持ちに共感してもらったり、表情、言葉等を受け止めてもらえたことによって“自分はこのままでいいんだ”と安心感を抱き、それが自信となり、そこから“やってみよう”“こうしたい”と自ら動く原動力となると思います。子どもの目線になってみると今まで気付かなかった景色に気付いたり、行動をよく見ているとその動きには意味があり、「なるほど!」と驚かされることもあります。そのような姿を保護者の皆様と共有し、子どもたちの成長を一緒に喜び合っていきたいと思います。子どもたち、そして保護者の皆様が安心できる場所となるよう、職員一同精一杯つとめさせていただきます。一年間よろしくお願いいたします。