園長 加藤可織
暑さの続く毎日でしたが、虫の声が聞えるように朝夕の涼しい風に秋の気配を感じる季節になりました。戸外で過ごすことに気持ち良さを感じるようになり、子どもたちの元気な声が園庭から聞こえてきます。今年の夏は、パリオリンピック・パラリンピックが行なわれ、卒園児でもある鈴木孝幸選手を始め、多くの日本人選手、そして様々な国の選手たちの果敢に競技に取り組む姿に感動しました。また、目標を持ち、何事も諦めない姿からは、多くの勇気をもらいました。子どもたちはオリンピック・パラリンピックを通して、世界の国々やスポーツ等様々なことに興味を持ち、園内でも楽しんできました。その興味・関心を今後の生活やあそびの中でも膨らめていけるようにしていきたいと思います。
さて、9月21日(土)には乳児クラス(ひよこ・りす・うさぎ組)の『たのしいひろば』が行なわれました。『たのしいひろば』は、気持ちの良い季節に親子や友だちと一緒に身体を動かす楽しさを味わうことを目的としています。ひよこ・りす組の子どもたちは、大好きなお父さんやお母さんと一緒に登園し、嬉しそうな笑顔が見られましたが、いつもと違う園の雰囲気を感じ、周りの様子を伺うような姿もありました。聴きなじみのある歌声に合わせてふれあいあそびが始まると、笑顔に!親子で肌と肌が触れ合うと更に子どもたちの表情は、嬉しそうであり、笑顔に満ち溢れていました。抱っこやおんぶをしてもらい、顔と顔を見合わせている時は子どもたちにとって至福の時間、そして保護者の方々にとっても幸せな時間なのだと改めて感じました。幸せホルモンと呼ばれているセロトニンは、脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があると言われています。歌声、手の感触、目と目を合わせた時の表情…どれも温かく、心地よさを感じます。大きくなっても子どもたちにとっては、どれも気持ちのよいものです。うさぎ組のたのしいひろばでは、日頃から楽しんでいるあそびを親子で楽しみました。日々、楽しんでいるため、あそびが始まると“待ってました!”と言わんばかりに自ら動き出す姿がありました。色分け玉入れでは、自分のグループの色(赤・青・黄)を集めて箱の中に入れていきましたが、一人ひとりが考えて玉を入れる姿が見られ、“子どもっておもしろい!”と感じる場面でもありました。Aくんは1つずつ玉を箱に入れに行き、Bちゃんはいくつかの玉を脇に抱えながら、Cくんは親子で協力して…さらにDくんは頭にかぶっていた帽子(うさぎ組のこどもたちがお気に入りのザルを使ったカニの被り物です)の中に玉を入れて運んでいました。脇に玉を抱えていたBちゃんは、1つ玉が転がると拾い、また落ちると拾っては抱え直し…何度も何度も繰り返していましたが、表情は真剣であり、諦めない!その姿から目標に向かって行なう姿をあそびの中で感じることができました。子どもにとってあそびは学びであり、繰り返し行なう中で上手くいくこともあれば、その逆を経験することもあります。経験をすることで“次はこうしてみよう”と更に考えることにもつながっていきます。私たちは子ども自身が考え、行動する瞬間をこれからも見守り、大切にしていきたいと思います。そして、あそびの延長線上に行事があると考えています。子どもたちの興味関心や夢中になっていること、楽しんでいるあそびや体操、ダンス等はその時々によって異なります。そのため、行事の目的や内容について子どもたちの姿を見ながら、職員間で検討をしています。行事のための練習ではなく、子どもたちにとっては日々の生活、あそびが様々な経験へとつながっています。今月は幼児クラスの『たのしいひろば』があります。秋空の下、親子でたくさん身体を動かし、楽しいひと時となることを願っています。
暑さの続く毎日でしたが、虫の声が聞えるように朝夕の涼しい風に秋の気配を感じる季節になりました。戸外で過ごすことに気持ち良さを感じるようになり、子どもたちの元気な声が園庭から聞こえてきます。今年の夏は、パリオリンピック・パラリンピックが行なわれ、卒園児でもある鈴木孝幸選手を始め、多くの日本人選手、そして様々な国の選手たちの果敢に競技に取り組む姿に感動しました。また、目標を持ち、何事も諦めない姿からは、多くの勇気をもらいました。子どもたちはオリンピック・パラリンピックを通して、世界の国々やスポーツ等様々なことに興味を持ち、園内でも楽しんできました。その興味・関心を今後の生活やあそびの中でも膨らめていけるようにしていきたいと思います。
さて、9月21日(土)には乳児クラス(ひよこ・りす・うさぎ組)の『たのしいひろば』が行なわれました。『たのしいひろば』は、気持ちの良い季節に親子や友だちと一緒に身体を動かす楽しさを味わうことを目的としています。ひよこ・りす組の子どもたちは、大好きなお父さんやお母さんと一緒に登園し、嬉しそうな笑顔が見られましたが、いつもと違う園の雰囲気を感じ、周りの様子を伺うような姿もありました。聴きなじみのある歌声に合わせてふれあいあそびが始まると、笑顔に!親子で肌と肌が触れ合うと更に子どもたちの表情は、嬉しそうであり、笑顔に満ち溢れていました。抱っこやおんぶをしてもらい、顔と顔を見合わせている時は子どもたちにとって至福の時間、そして保護者の方々にとっても幸せな時間なのだと改めて感じました。幸せホルモンと呼ばれているセロトニンは、脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があると言われています。歌声、手の感触、目と目を合わせた時の表情…どれも温かく、心地よさを感じます。大きくなっても子どもたちにとっては、どれも気持ちのよいものです。うさぎ組のたのしいひろばでは、日頃から楽しんでいるあそびを親子で楽しみました。日々、楽しんでいるため、あそびが始まると“待ってました!”と言わんばかりに自ら動き出す姿がありました。色分け玉入れでは、自分のグループの色(赤・青・黄)を集めて箱の中に入れていきましたが、一人ひとりが考えて玉を入れる姿が見られ、“子どもっておもしろい!”と感じる場面でもありました。Aくんは1つずつ玉を箱に入れに行き、Bちゃんはいくつかの玉を脇に抱えながら、Cくんは親子で協力して…さらにDくんは頭にかぶっていた帽子(うさぎ組のこどもたちがお気に入りのザルを使ったカニの被り物です)の中に玉を入れて運んでいました。脇に玉を抱えていたBちゃんは、1つ玉が転がると拾い、また落ちると拾っては抱え直し…何度も何度も繰り返していましたが、表情は真剣であり、諦めない!その姿から目標に向かって行なう姿をあそびの中で感じることができました。子どもにとってあそびは学びであり、繰り返し行なう中で上手くいくこともあれば、その逆を経験することもあります。経験をすることで“次はこうしてみよう”と更に考えることにもつながっていきます。私たちは子ども自身が考え、行動する瞬間をこれからも見守り、大切にしていきたいと思います。そして、あそびの延長線上に行事があると考えています。子どもたちの興味関心や夢中になっていること、楽しんでいるあそびや体操、ダンス等はその時々によって異なります。そのため、行事の目的や内容について子どもたちの姿を見ながら、職員間で検討をしています。行事のための練習ではなく、子どもたちにとっては日々の生活、あそびが様々な経験へとつながっています。今月は幼児クラスの『たのしいひろば』があります。秋空の下、親子でたくさん身体を動かし、楽しいひと時となることを願っています。