令和6年度 聖隷横浜病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 11 38 94 94 222 481 764 1403 1378 517
年齢階級別患者数は退院した患者さんの数について年齢を10歳刻みで集計したものです。
当院は隣人愛の精神のもと、急性期医療を中心とした良質で安全な医療を幅広い年齢層の皆さまに提供しております。患者数は高齢化の影響もあり、
70歳以上の割合が多くなっています。
地域包括ケアシステムをさらに推進するため、在宅復帰を支援する「地域包括ケア病棟」を設置しています。
2020年度からは「回復期リハビリテーション病棟」「緩和ケア病棟」を新設し、当院をご利用する方に安心して医療を受けていただける環境を整えています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 153 19.72 17.33 2.61 81.42
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 135 3.51 4.18 0.00 67.41
050030xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 76 12.08 11.37 0.00 68.32
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 65 4.00 4.47 0.00 68.40
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 42 3.12 3.07 0.00 66.52
◆診療科の特性について 循環器内科(当院診療科:心臓血管センター内科)
循環器系疾患の救急患者さん、地域のクリニックの先生方などから紹介患者さんの積極的な受入れを行うとともに、受診された患者さんには安心・満足できる医療を提供し地域医療に貢献することを最大の目標として診療を行っています。急性期を終えた患者さんは速やかに地域クリニックに逆紹介いたします。急増する心不全においては患者さんを中心に多職種連携で診療を提供し、二次予防啓蒙活動にも勤しんでいます。また狭心症・心筋梗塞・下肢閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療を最も得意としており、年間治療件数は400件前後です。
そのほか心房細動など不整脈に対するカテーテルアブレーション、血管外科常勤医師による動脈瘤・下肢静脈瘤に対する治療も積極的に行っています。一方、近年、様々な疾患を潜在的にも合併している患者さんが増加していることを鑑み、多職種連携のみならず、様々な診療科と連携することで、患者さんに包括的な診療を目指しています。
循環器疾患は夜間に急変・増悪することが多い背景を鑑み、24時間365日断りのない循環器救急診療を提供するとともに、一例一例に対して高い水準で医療が行えるようチームで取り組んでいます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 123 25.41 18.76 0.00 68.31
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 100 61.25 25.29 3.00 83.96
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 54 9.30 5.95 0.00 69.81
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 49 32.12 21.38 0.00 76.61
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 39 21.38 14.04 0.00 69.33
◆診療科の特性について 整形外科
当科は、地域連携を軸に、手術(年間約870件)に力を入れています。
変形性股関節症や特発性大腿骨頭壊死といった変性疾患に対する、最小侵襲手術(MIS)での人工股関節置換術(THA)による手術入院が123件と最多でした。他にも、人工膝関節置換術(TKA・UKA)や、リバース型人工肩関節置換術(RSA)、再生医療も人工関節センターで行われています。
また、脊椎外科医による頚から腰までの変性疾患や、椎体骨折等の骨脆弱性骨折への手術にも力を入れ、ヘルニコアによる治療も行われています。
一方、老若男女の多種多様な四肢の骨折への手術入院も多いです。
多職種で構成する骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)を骨折入院の一部で運用しています。
当院は急性期病棟だけでなく回復期病棟や包括ケア病棟も擁するため、早期退院から長期入院まで幅広いご希望に応えています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 81 4.10 4.54 0.00 72.36
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 40 8.48 5.99 0.00 61.23
060150xx99xxxx 虫垂炎 手術なし 36 13.44 8.00 0.00 48.64
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 27 22.19 14.81 0.00 71.56
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 23 9.09 7.05 0.00 60.96
◆診療科の特性について 外科
消化器疾患に対する治療を主に行なっており、胆嚢結石症などに対する腹腔鏡下手術は短期間の入院で行います。胃がん、大腸がん、肝胆膵領域のがんなど消化器がんに対して、手術・抗がん剤治療など、積極的に治療しています。急性胆嚢炎、急性虫垂炎や穿孔性腹膜炎などに対する緊急手術など、近隣の医療機関や当院の各診療科と連携し治療を行っています。一般外科手術では鼠経ヘルニアの手術症例が最も多くなっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 117 2.28 2.57 0.00 69.91
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 88 8.83 8.88 1.14 75.03
060035xx04xx0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし 22 2.09 3.73 0.00 66.18
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 19 7.16 5.55 0.00 60.79
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 18 8.44 7.60 0.00 68.17
◆診療科の特性について 消化器内科
食道、胃、十二指腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓などに関連する疾患の診断、治療を行っています。
特に、内視鏡による診断、治療に力を入れており、消化管がんの早期診断や内視鏡的ポリープ切除術、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)などの治療的内視鏡も積極的に行っています。
当地域の特性として総胆管結石による胆道感染症が多いこともあり、内視鏡を用いて結石を除去する治療のほか、ステントやチューブを留置したりする緊急治療を積極的に行っています。また、近年人間ドックや健康診断の結果による精密検査が増えており、大腸の腫瘍疾患(悪性腫瘍を含む)に対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術も多く行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 119 28.18 16.89 6.72 75.75
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 17.88 7.99 6.25 72.69
010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 28 2.96 2.86 0.00 67.43
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 16.35 9.83 0.00 72.43
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 19 2.26 4.67 0.00 61.16
◆診療科の特性について 脳神経外科
当院脳神経外科は脳血管内治療科(開頭せずカテーテルを使用して治療を行う)と脳神経外科(開頭手術を中心とした治療を行う)からなり、脳神経の病気に対して患者さんのニーズに応えるため様々な治療選択が行えます。
特に脳血管疾患(脳卒中)に対する治療は、専門家が集中的に行うことが良いとされています。
当院では、脳神経血管・高次脳機能センターを設置し、最も適切な治療を一元的に受けられる環境を目指しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 57 3.12 2.45 0.00 72.39
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 30 10.27 6.81 0.00 75.37
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 24 23.38 13.66 0.00 78.54
110080xx99000x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 6.74 - -
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし - - 7.30 - -
◆診療科の特性について 泌尿器科
当科では結節性硬化症に対する専門的診療を行っています。
結節性硬化症は全身の臓器に病変を併発する、常染色体優性遺伝の難病です。
この疾患に対し、当科は他の診療科と連携し包括的診療を行っています。
神奈川県外に在住の患者さんに対してはオンライン診療も行っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 36 15.19 11.35 0.00 71.56
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 14 10.50 13.75 0.00 65.00
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 3.00 7.38 0.00 71.70
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 10 4.40 6.01 0.00 51.20
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2 なし - - 19.53 - -
◆診療科の特性について 腎臓内科(当院診療科:腎臓・高血圧内科)
腎不全、ネフローゼ症候群などの腎臓病及び種々の疾患による腎臓の合併症を持つ患者さんを広く診療しています。
腎臓を障害する疾患は様々であり、慢性腎臓病の多くを占める糖尿病や高血圧などの生活習慣病から、自己免疫疾患などにより腎機能障害を合併するものまで幅広く診療を行っています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 19 21.37 20.78 26.32 87.11
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 14 15.71 16.40 0.00 85.43
100380xxxxxxxx 体液量減少症 13 16.08 10.26 0.00 81.92
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13 12.92 13.66 7.69 84.23
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし - - 20.06 - -
◆診療科の特性について 救急科(当院診療科:救急科(ER))
日中や輪番当直日に救急搬送される患者の積極的な受け入れを中心に診療を行っています。
頭頚部外傷や整形外科的外傷、めまい、内科系疾患等の救急搬送を受け入れています。
COVID-19感染症や敗血症、低栄養や高齢に伴った体調不良など、複雑な生活環境を背景として全身状態悪化に至った病態の方の治療・社会調整目的での入院が多くなっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 25 31.68 20.78 4.00 84.32
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 19 26.11 16.40 0.00 83.53
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 18 30.11 18.68 0.00 81.72
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 18.00 12.95 0.00 78.00
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2 なし - - 22.28 - -
◆診療科の特性について 呼吸器内科
外来加療が困難な肺炎や、処置が必要になる可能性のある肺膿瘍や膿胸などの感染症の他、ステロイド治療を必要とする間質性肺炎での入院が多くなっています。誤嚥性肺炎に関しては各科で対応させて頂いております。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 49 25.16 20.78 10.20 87.14
100380xxxxxxxx 体液量減少症 20 26.30 10.26 0.00 80.70
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.98 - -
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 16.40 - -
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 - - 12.10 - -
◆診療科の特性について 総合診療科
当科の特性としては高齢者の割合が多く、疾患名も誤嚥性肺炎・脱水症・尿路感染症・認知症など加齢性変化に伴い発症する疾患の割合が高いです。今後の高齢者診療では決して無くならない疾患であり、さらに多併存疾患の割合も多く、包括的に診療できる診療科としての役割も当科が担っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040170xxxxxxxx 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) 18 11.61 10.46 5.56 66.00
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 8.94 9.59 0.00 36.81
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2 なし - - 9.82 - -
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2 なし - - 22.28 - -
040151xx97x0xx 呼吸器のアスペルギルス症 手術あり 手術・処置等2 なし - - 30.19 - -
◆診療科の特性について 呼吸器外科
当科では、肺がんをはじめ、縦隔腫瘍、肺非結核性抗酸菌症や肺アスペルギルス症といった炎症性疾患、気胸など、様々な呼吸器疾患に対する外科的治療を提供しています。
特に、肺非結核性抗酸菌症や肺アスペルギルス症などの炎症性疾患手術を得意としており、豊富な経験と実績に基づいた質の高い治療を提供することに注力しています。
リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 9.85 14.93 3.70 69.74
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 18.68 - -
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 なし - - 15.00 - -
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 16.40 - -
070560xxxxx90x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2 9あり 定義副傷病 なし - - 22.02 - -
◆診療科の特性について リウマチ科(当院診療科:膠原病・リウマチ内科)
膠原病・リウマチ疾患の寛解導入、寛解維持、再燃予防ならびに合併症の回避を追求する治療を幅広く行っています。
膠原病・リウマチ内科ではステロイドや非ステロイド抗炎症薬(鎮痛解熱薬)に依存することなく、バイオ製剤等を中心とした治療法を行っています。重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患や関節リウマチなどのリウマチ性疾患での入院が多くなっています。
内分泌・糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 26 35.38 13.77 3.85 72.46
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 29.13 13.07 0.00 51.19
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし - - 20.78 - -
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.98 - -
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり - - 12.60 - -
◆診療科の特性について 内分泌・糖尿病内科
外来診療・入院診療ともに近隣の医療機関との病診連携に重点を置き、他科との院内連携を活発にしています。
院内の糖尿病チームの体制を強化してあらゆるレベルの病態にも対応可能になりました。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 34 4.94 5.50 0.00 61.62
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし - - 9.77 - -
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし - - 9.75 - -
090010xx97x4xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 4あり - - 7.23 - -
090010xx99x9xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 9あり - - 4.83 - -
◆診療科の特性について 乳腺外科(当院診療科:乳腺科)
乳腺の悪性疾患から乳腺症、乳腺炎、乳腺膿瘍、乳腺線維腺腫、葉状腫瘍、女性化乳房症などの良性疾患まで幅広く対応し、主に乳がんの治療を中心に診療しています。
初回の受診時にマンモグラフィおよびトモシンセシス・乳房超音波検査、必要に応じて細胞診や組織診を行うことにより迅速な診断を心がけています。 
また早期乳がんに対する乳房温存療法やセンチネルリンパ節生検、局所進行乳がんに対する術前化学療法など行っており、乳がん術後の補助療法や、進行・再発乳がんに対する集学的治療にも力を入れています。さらに、遺伝性乳がん卵巣がん症候群に関する遺伝子カウンセリング外来を設置し、遺伝子検査や治療も実施しています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 11 28.55 20.78 18.18 84.91
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 16.40 - -
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 - - 17.33 - -
070320xx99xxxx 筋拘縮・萎縮(その他) 手術なし - - 25.21 - -
070330xx99x0xx 脊椎感染 手術なし 手術・処置等2 なし - - 31.06 - -
◆診療科の特性について 内科
当科は周囲の急性期病院での初期治療を終えられた状況でも、一般社会に戻るために社会調整を必要とする症例、自宅に退院するまでのリハビリテーションの継続が必要な症例の入院治療を受け持っています。また在宅で介護されている患者さんの家族の介護休暇のためのレスパイト入院の役割を担当しています。
殆どの症例は前医からの治療の継続が主体になっているがまれに専門的な加療を行えばADLが改善しうる患者さんも散見されます。地域包括ケア病棟の症例は急性期病棟とは異なり、医療資源は潤沢に提供することは保険上も困難です。しかし患者さんに関わる多職種のアイデアで患者さんの状況により良くなるよう医療を提供しようと努めています。(DPC対象病棟32症例 その他DPC対象外病棟症例269症例)
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 32 2.34 2.49 0.00 76.22
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
◆診療科の特性について 眼科
結膜炎などの前眼部疾患、緑内障、糖尿病網膜症など幅広い診療を行っています。
白内障、水晶体の疾患に関する手術が最も多く、入院手術を積極的に行っています。また糖尿病や動脈硬化等に関連した眼病を診察する機会も多く、眼底の些細な変化から全身の病気を早期に発見することもあり他科との連携も密に行っています。
アレルギー科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> 14 8.86 5.12 0.00 29.43
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 なし - - 2.52 - -
080100xxxx0x0x 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 10.13 - -
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 18.68 - -
- - - - - - -
◆診療科の特性について アレルギー内科
アレルギー内科は、気管支喘息をはじめ、慢性咳嗽、各種アレルギー疾患(食物アレルギー、薬物過敏症、金属アレルギーなど)を中心に診療し、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、慢性じんま疹も含め生物学的製剤やアレルゲン免疫療法(ダニ・スギの舌下や皮下注)、ヒスタグロビン療法を取り入れて、寛解・根治に向けた治療を行っております。
また、禁煙外来も行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - 10 - 17 14 1 8
大腸癌 13 22 12 26 48 24 1 8
乳癌 20 22 - - 13 13 1 8
肺癌 - - - - - 1 8
肝癌 - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大がんと呼ばれる、胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者さんの人数を初発のUICC病期(ステージ)分類別、および再発に分けて集計しました。
複数回入院した患者も1例としてカウントしています。初発例としてカウントした患者さんは再発例にはカウントしていません。
なお、10件以内の症例については-で表記されています。
※UICC病期分類とは?
国際対がん連合(UICC)によって定められた、原発巣の大きさと進展度(T)、所属リンパ節への転移状況(N)、遠隔転移の有無(M)の要素によって各がんを0期~IV期の5病期(ステージ)に分類するものです。この分類により、がんが体の一部分にとどまっているか広い範囲に広がっているかなどの「目安」になります。
当院では消化器がんの症例が多く、特に大腸がんが多くなっています。
大腸がんは比較的早期の段階で発見される症例が多く、内視鏡治療を行う症例が多いのが特徴です。内視鏡で取りきれないと判断された場合は、手術治療を行い、術後必要と判断された場合は化学療法を実施しています。
胃がんについても病期に合わせて大腸がんと同様の治療を行っています。
乳がんは比較的早期がんの割合が多く、多くの場合手術治療を行っています。手術治療後は外来での内分泌療法や、必要な場合には化学療法を実施しています。
肺がんは早期がんにおいては手術を行っています。化学療法の場合は患者の状態や進行にあわせて薬剤を変更して継続する症例も多く、
再発症例が多いのはそのためだと考えられます。病期不明の症例は治療前の検査入院が多く、肺がんの場合は特に治療前の気管支鏡検査の入院が多いため、
病期分類ができていないと考えられます。
現在当院では、診療体制の変更により肝臓がんの治療は行っていません。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 17 12.24 53.71
中等症 67 17.27 82.73
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
成人の市中肺炎の患者さんの人数を重症度別に集計しています。
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
当院の肺炎では中等症が最も多くなっております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 184 39.82 75.66 11.17
その他 - - - -
脳梗塞とは脳内の動脈が詰まってしまったり、極端に狭くなったりすることで脳に血液が供給されなくなり、
脳組織が酸素又は栄養の不足により損傷を受けてしまった状態のことをいいます。脳梗塞を発症すると片麻痺、意識障害、失語などの症状が現れます。
この脳梗塞についてICD別に件数を集計したものが「脳梗塞のICD10別患者数」となります。
ICDとは、WHO(世界保健機関)が死亡や疾病データの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため作成した統計分類です。
当院では特に発症日から3日以内の急性期脳梗塞が多く、また、急性期脳梗塞の患者さんの平均年齢は約75歳と高齢者が多いのが特徴です。
およそ1ヶ月程度の入院期間で治療とリハビリを行い、自宅もしくは施設に戻られるか、
当院の回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟にてリハビリ治療を継続して実施もしくはリハビリを専門とする病院に紹介しています。
また、症状が一時的に出たもののその後ほぼもとの状態に回復する一過性脳虚血発作及び関連症候群については、
在院日数は短く長期間のリハビリテーションの必要がありませんので、他院に転院した患者さんはおりません。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(股) 等 186 1.31 25.28 0.00 70.97
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 111 8.06 39.29 2.70 77.73
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 94 3.01 14.80 1.06 62.67
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定) 43 15.49 50.44 11.63 80.67
K0811 人工骨頭挿入術(股) 41 10.73 65.83 4.88 85.71
◆診療科の特性について 整形外科
年間約870件の整形外科手術の内訳は、変形性股関節症や特発性大腿骨頭壊死症等の変性疾患に対する、早期復帰が望める徹底した最小侵襲手術(MIS)での人工股関節置換術(THA)等が186件と最多で、
人工膝関節置換術(TKA・UKA)、リバース型人工肩関節置換術(RSA)等も人工関節センターで行われています。
また、脊椎外科医による頚から腰までの変性疾患や、椎体骨折等の骨脆弱性骨折への手術にも力を入れています。
手根管症候群やばね指、腱板損傷などへの専門医による手術も行われています。
一方、手から足まで四肢体幹の様々な骨折への手術も数多く行われています。
当院は、急性期病棟だけでなく、包括ケア病棟や回復期病棟も擁するため、早期退院から長期入院まで幅広いご希望に応えています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 115 1.75 1.97 0.00 67.77
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 54 1.00 2.19 0.00 67.69
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 49 0.08 12.35 2.04 70.06
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 37 0.05 13.14 0.00 68.05
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 33 0.00 0.09 0.00 76.79
◆診療科の特性について 循環器内科(当院診療科:心臓血管センター内科)
狭心症、急性心筋梗塞に対する経皮的冠動脈ステント留置術が多く行われています。
この治療は冠動脈インターベンション(PCI)と呼び、心臓カテーテルによる治療のことです。24時間365日緊急手術を行える環境を整え診療にあたっています。
心臓カテーテル治療は開胸の必要がないため、体への負担が少なく入院期間が短いというメリットもあります。狭心症に対する待機的手術については、2泊3日の入院を基本スケジュールとしています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 79 0.90 2.20 0.00 72.35
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 75 7.19 9.40 1.33 63.05
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 26 4.92 20.19 0.00 70.23
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 15 1.60 5.73 0.00 52.93
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 12 2.75 5.83 0.00 71.83
◆診療科の特性について 外科
腹腔鏡下胆嚢摘出術を多く施行しており、急性胆嚢炎に対しても実施しています。
大腸がんに対しては腹腔鏡下手術が中心となっています。虫垂炎に対する手術も腹腔鏡下手術が多くなるなど、腹腔鏡下手術の割合が増えています。胃がん、肝臓がん、膵臓がんなどに対する手術も積極的に実施しています。
鼠径ヘルニアに対する手術は1泊2日入院を基本とし、多くの手術を行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 128 0.09 1.10 0.00 69.30
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) 34 2.21 10.82 0.00 74.35
K6851 内視鏡的胆道結石除去術(胆道砕石術を伴うもの) 30 2.07 5.33 0.00 76.20
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 27 1.44 12.89 3.70 75.70
K735-4 下部消化管ステント留置術 18 0.83 11.44 0.00 75.78
◆診療科の特性について 消化器内科
大腸ポリープ、大腸腫瘍等に対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術が最も多くなっています。
内視鏡的胆道ステント留置術は、総胆管結石性胆管炎・急性閉塞性化膿性胆管炎に対して緊急で内視鏡的ドレナージを施行したり、膵頭部癌や胆道癌などの悪性胆道狭窄に対してステントやチューブを留置する治療です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) 24 1.04 14.29 4.17 80.12
K1781 脳血管内手術(1箇所) 18 6.78 24.67 0.00 72.17
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 15 7.27 18.33 6.67 75.60
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 - - - - -
◆診療科の特性について 脳神経外科
経皮的頸動脈ステント留置術に関しては年間15件、脳血管内手術(ステントを用いるもの)に関しては年間5件行っています。脳血管内手術はカテーテルという細いチューブをX線透視下に、脳血管の病変部まで挿入し、その中を通過する様々なデバイス(治療するための機材)を用いて病変部の治療を行う方法です。また脳神経外科ではこれらの手術以外にも幅広い手術を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 31 2.61 8.48 0.00 75.42
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 22 4.14 10.91 0.00 79.09
K7983 膀胱結石摘出術(レーザーによるもの) - - - - -
K775-2 経皮的腎(腎盂)瘻拡張術(一連につき) - - - - -
K8352 陰嚢水腫手術(その他) - - - - -
◆診療科の特性について 泌尿器科
当科では経尿道的内視鏡手術を中心に行っております。
膀胱や前立腺の内視鏡的手術に加えて、尿路結石や癌の進行に対する尿管ステント留置術も積極的に施行しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 14 4.00 3.43 0.00 35.64
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 11 1.36 3.91 0.00 66.45
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) - - - - -
K5132 胸腔鏡下肺切除術(部分切除) - - - - -
K5114 肺切除術(複合切除(1肺葉を超えるもの)) - - - - -
◆診療科の特性について 呼吸器外科
手術においては、患者さん一人ひとりの病状に最適な手術法(胸腔鏡手術、開胸手術)を丁寧に相談の上決定します。基本的に低侵襲で術後回復の早い胸腔鏡手術を標準としており、単孔式胸腔鏡手術も導入しています。単孔式胸腔鏡手術は、傷口が小さく目立ちにくいことから、術後の痛み軽減、早期回復、整容面でのメリットが期待できます。
また、気管支拡張症等による気管支出血を止めるため、足の付け根よりカテーテルを挿入し出血源である血管に詰め物を入れる血管塞栓術を行っています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 34 1.00 2.94 0.00 61.62
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
◆診療科の特性について 乳腺外科(当院診療科:乳腺科)
乳腺科は2018年4月に開設し、乳がんを中心に診療を行っています。乳腺の悪性疾患から乳腺症、乳腺炎、乳腺膿瘍、乳腺線維腺腫、葉状腫瘍、女性化乳房症などの良性疾患まで対応し、乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術)等を行っています。また病理専門医、放射線専門医、撮影認定診療放射線技師、超音波検査技師とも連携し、合同カンファレンスを行うなどチーム医療を行っています。
さらに臨床遺伝専門医の外来、がんゲノム医療拠点病院とも連携して遺伝子診療も行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 32 0.00 1.34 0.00 76.22
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
◆診療科の特性について 眼科
眼科で実施している白内障に対する水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)の入院期間は1泊2日と2泊3日のケースがあり、患者さんの状況に応じて日帰り白内障手術にも対応しており、患者さんと相談しながら入院期間を決定しています。糖尿病の患者さんについても内分泌・糖尿病内科と連携し、血糖コントロールを適切に行った上で手術を実施しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 16 7.19 6.44 0.00 67.63
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) - - - - -
K0811 人工骨頭挿入術(股) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K620 下大静脈フィルター留置術 - - - - -
◆診療科の特性について 腎臓内科(当院診療科:腎臓・高血圧内科)
末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)の手術を行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 11 0.22
180010 敗血症 同一 17 0.34
異なる 20 0.40
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
敗血症は入院契機病名と同一であるものが17件となっています。
救急科の入院症例が多く、救急搬送された時点で重症感染症を発症し敗血症性ショックとなっている症例も少なくありません。
入院契機病名と異なるものは20件で消化管穿孔などが原因で敗血症性ショックとなった症例などです
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
726 489 67.36%
術前のスクリーニングとして、検査や他の診療科の診察を受ける場合もあり、その結果を基に「肺静脈血栓塞栓症予防マニュアル」に準じ、問診を実施。患者・家族に対策について、同意書という形で承諾を得ています。
リスクに応じた予防対策を医師の指示のもと、術前もしくは術中・術後に病棟で実施しています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1328 1042 78.50%
2セット採取率を上げるために血液培養受付時に1セットしかオーダーがない場合は検査課から依頼医に連絡し、2セット採取を推奨している。また、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師を対象とした血液培養の勉強会を開催し、2セット採取の意義や目的、重要性等を周知している。血液培養ボトルの供給量減少に伴い、7~9月の期間で当院でも1セット実施として運用した。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
347 313 90.20%
広域スペクトルの抗菌薬を処方する際は、届出書の提出を義務づけています。当院では第四セフェム系薬、タゾバクタム/ピペラシリン、カルバペネム系薬、キノロン系薬(注射薬)、抗MRSA薬を対象としています。抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が週1回カンファレンスを行い、必要に応じて主治医へフィードバックを行います。投与終了時には抗菌薬開始前に培養採取が行われていたか、培養の結果に基づいて抗菌薬が選択されていたか等を振り返り、各項目について毎月実施率を算出し可視化することで、当院の現状を把握し抗菌薬適正使用につなげています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
87351 579 6.63‰
患者さんに安心して過ごしていただくため、当院では多職種が連携し、転倒・転落の予防・防止に努めている。入院時には患者様やご家族に転倒のリスクについてご説明し、ベッド周りの環境整備やかかとが覆われた滑りにくい履物の使用を推奨する等、安全対策を徹底している。また、転倒しやすい患者様には、万が一の転倒に備え、衝撃を軽減するマットを設置するなど、転倒による有害事象の発生防止にも取り組んでいる。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
87351 26 0.30‰
患者さんに安心して過ごしていただくため、当院では多職種が連携し、転倒・転落の予防・防止に努めている。入院時には患者様やご家族に転倒のリスクについてご説明し、ベッド周りの環境整備やかかとが覆われた滑りにくい履物の使用を推奨する等、安全対策を徹底している。また、転倒しやすい患者様には、万が一の転倒に備え、衝撃を軽減するマットを設置するなど、転倒による有害事象の発生防止にも取り組んでいる。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
992 990 99.80%
麻酔法問わず、観血的手術症例は術前60分以内の抗菌薬投与を外イドラインに沿って実施している。患者の状態や侵襲度によっては投与されないこともあるが、執刀医と情報を共有して、感染対策に取り組んでいる。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
84058 38 0.05%
入院患者さん全員に褥瘡発生リスク評価を行い、褥瘡発生リスクの高い患者さんには褥瘡身障計画書を作成して褥瘡予防対策を実施しています。また週1回程度の褥瘡対策チームによる褥瘡回診を行い、褥瘡や栄養状態の評価やマットレスの選択やポジショニングの検討などを行っています。また褥瘡対策委員会では褥瘡発生した症例の検討会やポジショニングの勉強会を行い、褥瘡予防対策の強化ができるように努めています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
3497 3397 97.14%
入院後48時間以内に栄養スクリーニング(MNA-SF)、GLIMでの栄養アセスメントを実施。多職種と連携して、生化学検査指標や褥瘡、嚥下機能や喫食の状況など総合的に判断して栄養介入を進めています。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
139328 4901 3.52%
身体拘束は人間の行動を制限する行為であり、人間の尊厳に関わる重大な問題であるという認識のもと、当院では原則身体拘束を行わないことを基本方針としている。2024年10月に身体拘束最小化チームを立ち上げ、身体拘束最小化のための指針の作成や身体拘束実施率の把握、チームラウンドにて代替えや解除に向けた提案、職員全体への研修会の開催等、身体拘束の最小化に向けて活動している。
更新履歴