今月の調理師おすすめ献立は『うなぎのはす蒸し』と『洋風天ぷら』からの選択でした。
冬は寒さをしのぐため基礎代謝が上がり、気がつかないうちに疲労がたまってしまうことがあります。また血管が収縮するため高血圧になりやすいと言われています。

そこで今回の調理師おすすめメニューは、ご入居者の隠れた疲労の回復をめざして、鰻とレンコンを組み合わせた『鰻のはす蒸し』を用意しました。
鰻は栄養素の宝庫とも呼ばれ、疲労回復に効果的な食材です。また蓮根には豊富な食物繊維の他に、カリウムが多く含まれています。このカリウムは血中の塩分を調節する働きがあり、高血圧予防に効果があります。
すりおろした蓮根で鰻の蒲焼を包んで蒸しあげ、和風だしの餡をはりました。ふっくらした鰻、もっちりした蓮根と、やさしい味わいの餡の組み合わせは、健康に良いだけでなく寒い夜にピッタリの体が温まる一品になりました。

もう一品は少し変わった揚げ物、『洋風天ぷら』です。
衣の中にバジルと炭酸を入れ、揚げてからハーブソルトで味付けした天ぷらです。こちらもハーブによる高血圧予防や免疫力向上といった効果が期待できるメニューです。
衣に炭酸を入れることでサクサクの天婦羅になり、ハーブの味わいが食欲を高めてくれる料理になりました。

どちらの料理も、それぞれ召し上がったご入居者からはとても好評で、『冬にはこういう鰻もうれしいわね。』『温まったわ。』というお言葉をいただきました。

Ａ食　うなぎのはす蒸し
Ｂ食　洋風天ぷら
（主菜はＡ・Ｂ食のどちらかの選択制となっています。）
・人参のたらこ炒め
　・白菜とツナと塩昆布和え
　・蕪のすまし汁