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ホーム  > ご利用案内  > 医療関係者の方  > 看護師特定行為研修について

看護師特定行為研修について

当院は厚生労働省より、2019年8月22日付けで「特定行為研修指定研修機関」に指定されました。
高度医療及び地域医療の場面において、医療安全を配慮し、高度な臨床実践能力を発揮し、自己研鑽を継続しながらチーム医療のキーパーソンとして機能できる看護師を育成することを目的とし、2020年4月から「共通科目」と、5区分10行為の「区分別科目」を開講しました。そして2021年4月より「術中麻酔管理領域パッケージ」を新たに開講しました。2022年4月には「ろう孔管理関連」「動脈血液ガス分析関連」「精神及び神経症状に係る薬剤投与関連」の区分別科目、「外科術後病棟管理領域パッケージ」を開講しました。そして2024年4月には「感染に係る薬剤投与関連」を新たに開講します。


<当院の特定行為区分>

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
  • ろう孔管理関連
  • 創傷管理関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 感染に係る薬剤投与関連
  • 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連

(パッケージ)
  • 外科術後病棟管理領域
  • 術中麻酔管理領域

<当院における特定行為研修の教育理念>

幅広い機能をもつ地域医療を支える医療施設として、求められる医療機能に応じた専門知識に基づく看護の提供、地域を含めた多職種との協働、人の尊厳が保持された誇りある人生を支える意思決定を支援する、これらをめざす看護とし、地域医療を支える看護師の育成をします。

<当院の研修の特徴>

  1. 本研修では、急性期から慢性期の幅広い対象者に実施する機会があり、また、当院看護師のニーズに基づき科目を設定しています。
  2. 当院は、毎年約60名の新卒看護師と14名の臨床研修医を受け入れ、臨床の教育施設としての実績があります。
  3. 特定行為研修修了者を含む豊富な指導を配置し、研修生1人につき1台ノートPCを配備するなど充実した研修室・図書室・シミュレーター室などの教育環境を整えています。
  4. 演習と実習は、当院の医師と認定看護師、既に研修を修了している認定看護師の指導を受けられます。
  5. 実習する環境として、十分な教育体制、医療安全体制、症例数があります。
  6. 研修責任者は、看護部のキャリア支援担当が担当し、看護師の継続教育として受講生に関わるとともに、研修委員会には当院と地域連携を共に考えている医療従事者が加わっており、今後の地域連携の推進を考えています。。

<研修期間>

2024年04月01日~2025年03月31日
※本研修は、「共通科目」を履修した後に、「行為区分別科目」を受講します。全研修期間は1年(4月1日から翌年3月31日)です。やむを得ない理由がある場合は、さらに1年の延長を認め、その際は、1ヶ月前までに病院長に申請が必要となります。

<定員>

8名

<研修内容と時間数>

研修は、共通して学ぶ「共通科目」と特定行為区分ごとに学ぶ「区分別科目」に分かれており、研修は、講義、演習、実習によって行われます。共通科目を履修後に区分別科目の受講を開始します。演習、実習は全て当院で実施します。

1) 共通科目(必修科目):特定行為区分に共通して必要とされる能力を身につけるための科目

*研修期間約6ヶ月 時間数に科目修了試験各1時間を含む。
共通科目名時間数
臨床病態生理学特論30時間
臨床推論45時間
フィジカルアセスメント45時間
臨床薬理学45時間
疾病・臨床病態概論40時間
医療安全学/特定行為実践45時間
演習再掲(46時間)
実習再掲(3時間)
合計時間数250時間

2) 区分別科目(選択科目):各特定行為に必要とされる能力を身につけるための科目

*時間数に科目修了試験各1時間を含んでいない。
区分別科目科目名時間数
呼吸器(気道確保に係るもの)関連呼吸器(気道確保に係るもの)関連の基礎知識 共通事項4時間
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整5時間
合計時間数9時間
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 共通事項5時間
侵襲的陽圧換気の設定の変更6時間
非侵襲的陽圧換気の設定の変更6時間
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整6時間
人工呼吸器からの離脱6時間
合計時間数29時間
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 共通事項4時間
気管カニューレ4時間
合計時間数8時間
ろう孔管理関連ろう孔管理関連の基礎知識 共通事項10時間
胃ろうカテーテル、腸ろうカテーテル、胃ろうボタンの交換6時間
膀胱ろうカテーテルの交換6時間
合計時間数22時間
創傷管理関連創傷管理関連の基礎知識 共通事項12時間
褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去14時間
創傷に対する陰圧閉鎖療法8時間
合計時間数34時間
動脈血液ガス分析関連動脈血液ガス分析関連の基礎知識 共通事項5時間
直接動脈穿刺法による採血4時間
橈骨動脈ラインの確保4時間
合計時間数13時間
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 共通事項6時間
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整5時間
脱水症状に対する輸液による補正5時間
合計時間数16時間
感染に係る薬剤投与関連感染に係る薬剤投与関連の基礎知識15時間
感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与15時間
合計時間数30時間
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連精神及び神経症状に係る薬剤投与関連の基礎知識 共通事項14時間
抗けいれん剤の臨時の投与6時間
抗精神病薬の臨時の投与6時間
抗不安薬の臨時の投与6時間
合計時間数32時間

*講義、演習、OSCEを実施、区分ごとの修了試験を合格後、実習として5症例を実施します。

3) パッケージ区分(外科術後病棟管理領域):各特定行為に必要とされる能力を身につけるための科目

*時間数に科目修了試験各1時間を含んでいない。
区分別科目科目名時間数
呼吸器(気道確保に係るもの)関連呼吸器(気道確保に係るもの)関連の基礎知識 共通事項4時間
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整5時間
合計時間数9時間
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 共通事項5時間
侵襲的陽圧換気の設定の変更6時間
非侵襲的陽圧換気の設定の変更6時間
合計時間数17時間
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 共通事項4時間
気管カニューレの交換4時間
合計時間数8時間
胸腔ドレーン管理関連胸腔ドレーン管理関連の基礎知識 共通事項5時間
低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更4時間
胸腔ドレーンの抜去4時間
合計時間数13時間
腹腔ドレーン管理関連腹腔ドレーン管理関連の基礎知識 共通事項4時間
腹腔ドレーンの抜去4時間
合計時間数8時間
栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連中心静脈カテーテル管理関連の基礎知識 共通事項3時間
中心静脈カテーテルの抜去4時間
合計時間数7時間
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理の基礎知識 共通事項3時間
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入5時間
合計時間数8時間
創部ドレーン管理関連創部ドレーン管理関連の基礎知識 共通事項2時間
創部ドレーンの抜去3時間
合計時間数5時間
動脈血液ガス分析関連動脈血液ガス分析関連の基礎知識 共通事項5時間
直接動脈穿刺法による採血4時間
合計時間数9時間
術後疼痛管理関連術後疼痛管理関連の基礎知識 共通事項4時間
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調節4時間
合計時間数8時間
循環動態に係る薬剤投与関連循環動態に係る薬剤投与関連の基礎知識 共通事項8時間
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整4時間
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整4時間
合計時間数16時間

*講義、演習、OSCE(経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整・気管カニューレの交換・末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入・直接動脈穿刺法による採血の手技)を実施、区分ごとの修了試験を合格後、実習として5症例を実施します。

4) パッケージ区分(術中麻酔管理領域):各特定行為に必要とされる能力を身につけるための科目

*時間数に科目修了試験各1時間を含んでいない。
区分別科目科目名時間数
呼吸器(気道確保に係るもの)関連呼吸器(気道確保に係るもの)関連の基礎知識 共通事項4時間
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整5時間
合計時間数9時間
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連の基礎知識 共通事項5時間
侵襲的陽圧換気の設定の変更6時間
人工呼吸器からの離脱6時間
合計時間数17時間
動脈血液ガス分析関連動脈血液ガス分析関連の基礎知識 共通事項5時間
直接動脈穿刺法による採血4時間
橈骨動脈ラインの確保4時間
合計時間数13時間
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の基礎知識 共通事項6時間
脱水症状に対する輸液による補正5時間
合計時間数11時間
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理の基礎知識 共通事項3時間
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入5時間
合計時間数8時間
術後疼痛管理関連術後疼痛管理関連の基礎知識 共通事項4時間
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調節4時間
合計時間数8時間
循環動態に係る薬剤投与関連循環動態に係る薬剤投与関連の基礎知識 共通事項8時間
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整4時間
合計時間数12時間

*講義、演習、OSCE(経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整・直接動脈穿刺法による採血の手技・橈骨動脈ラインの確保の手技)を実施、区分ごとの修了試験を合格後、実習として5症例を実施します。

出願方法

出願書類

募集要項及び出願書類一式は、以下よりダウンロードしてください。

  1. 受講願書(様式1 ※ワープロ可)
  2. 履歴書(様式2 ※ワープロ可)*日本看護協会看護師のクリニカルラダーに準じたクリニカルラダー評価を含みます
  3. 受講志願理由書(様式3 ※ワープロ可)
  4. 推薦書(様式4 ※ワープロ可)*職場長からの推薦とします
  5. 緊急連絡先(様式5・ワープロ可)
  6. 受講申請時チェックリスト
  7. 看護師免許(写)・特定行為研修終了証(写 ※対象者のみ)・認定看護師認定証(写 ※対象者のみ)
  8. 選考料振込控え(写)


※提出された出願書類は返却致しません

出願書類提出方法

封筒の表に「特定行為研修受講申請書在中」と明記の上、簡易書留郵便で下記まで郵送してください。

〒433-8558 静岡県浜松市北区三方原町3453
聖隷三方原病院 看護部 特定行為研修 研修責任者 宛

出願期間

2023年10月23日(月)~2023年11月13日(月)消印有効

選考料及び納付方法

選考料:20,000円
納付期間:2023年10月23日(月)~2023年11月13日(月)
振込先:下記の口座へ振り込んでください。振込手数料はご負担ください。

銀 行 名 遠州信用金庫 中川支店 普通預金
口座名義 社会福祉法人 聖隷福祉事業団
総合病院 聖隷三方原病院 病院長 山本貴道
口座番号 0171051

*一旦納めた選考料は原則として返還しません。
*金融機関で発行される利用証明書をもって領収書とします。

選考方法

面接と提出書類を総合して行います。
■面接日  2023年11月27日(月)13:30~
■面接会場 聖隷三方原病院 看護第1会議室

選考結果発表

選考結果については、本人宛て簡易書留速達にて郵送します。電話やFAXでの合否の問い合わせには応じられません。
■選考結果発送日  2023年12月11日(木)

受講手続きと納付金(入講納付金及び受講料)

受講手続き期間
■2023年12月11日(月)~2024年01月23日(月)
納付金(消費税込)
■手続期間内に入講納付金及び受講料を納付してください。振込手数料はご負担ください。
入講納付金20,000円
共通科目受講料(一括)255,000円
区分別科目受講料(一括)
 ①呼吸器(気道確保に係るもの)関連25,000円
 ②呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連90,000円
 ③呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連25,000円
 ④ろう孔管理関連70,000円
 ⑤創傷管理関連70,000円
 ⑥動脈血液ガス分析関連55,000円
 ⑦栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連55,000円
 ⑧感染に係る薬剤投与関連70,000円
 ⑨精神及び神経症状に係る薬剤投与関連80,000円
 ⑩パッケージ区分 術中麻酔管理領域305,000円
 ⑪パッケージ区分 外科術後病棟管理領域570,000円

※ 一旦納めた入講納付金及び受講料は原則として返還しません
※ 研修のための交通費等は自己負担となります