グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 園長コラム

園長コラム

4月 「 ご入園・ご進級 おめでとうございます 」

新しい年度が始まりました。お子様のご入園・ご進級おめでとうございます。
今年は、3月でも冷え込みを感じる日があり、桜の開花も例年に比べて遅いようです。ゆっくりゆっくり春を楽しみましょう。3月に24名の年長児(ゆり組)が卒園し、今日12名の新たな仲間をお迎えしました。新たな出会いに感謝いたします。
 3月末には、特別保育にご協力いただき、また、今年はいつもの日程より前倒しして保育室の環境を変えたことに、ご理解・ご対応いただきまして、ありがとうございました。この間に毎年、同法人内の保育園・こども園の職員が共に行う合同研修は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行して初めての年でしたので、久しぶりに職員が集い、ハイブリッド型研修という形で開催されました。私たち聖隷保育園・こども園の職員研修は毎回、礼拝をもって始まります。今回の礼拝で、皆で拝読した聖書の箇所は「コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章12節~26節」でした。そこではこのように言われます。「ひとつの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、ひとつの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」中遠教会・兵藤辰也牧師の説教にて語られた、「私には私にしか、あなたにはあなたにしか出来ないものがある。そういった思いの中でこそ、園全体が活き活きとする。」というメッセージは、これから新たな年度を迎えようとしている今、私の心に強く残るものでした。「神さまは、ご自分の望みのままに、体に一つ一つの部分を置かれた」と聖書は言います。耳では見ることはできないし、鼻では話すこともできません。耳には耳にしかできない「聞く」という役割があり、鼻には鼻にしかできない「嗅ぐ」という役割があります。その一つ一つが尊ばれて、体全体が活き活きとするのです。
 3月の出来事になりますが、年長児のAさんと遊んでいた際、様々なやりとりの末に私が、Aさんの隣で電車の図鑑を開き、「それで、どの電車だと思う?Aさんは。」と尋ねると、Aさんはこう言いました。「電車のことならBさんが詳しいよ!」。またある時には4歳児のCさんとブロック遊びをして、昆虫の話題になり、「虫は、Dさんが良く知ってるんだよ!」とCさん。私たちの園目標の1つにある、『一人ひとりの違いに気付き、お互いに認め合いながらともに主体的に生活する。』に通じるものを感じました。そしてそれは、今回の牧師のメッセージとも通うものがあると思うのです。ひばり保育園での生活の中で、互いに違いを良さとして認め、それでこそ一人ひとりが活かされる…今年度も大切にしていきたいことのひとつであり、そしてそれは大人に於いても同様だと思っています。
今年度も、園目標を基盤に、職員一同、心を込めて保育に携わります。どうぞよろしくお願いいたします。
  ~聖隷浜松病院ひばり保育園 園目標~
    〇愛されて、愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る。
    〇一人ひとりの違いに気付き、お互いを認め合いながらともに主体的に生活する。
    〇自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。
    〇在園、地域の子育て家庭が、心豊かな環境で子育てできるように支援する。