~ 心の根っこが育つとき ~
園長 冨永 裕美
吹く風がとても心地良くなり、聴こえてくる虫の音からも秋の深まりを感じるようになりました。最近は雨続きで肌寒い日もあり日々気温差も大きいですね。夏の疲れから体調を崩しやすい時期です。生活リズムを整え、健康に過ごせるよう十分注意していきましょう。
さて、ついこの前まで水遊びを楽しんでいた子どもたちでしたが、最近では雨があがるとお散歩も楽しんでいます。散歩に出かけると「あ、とんぼ!」「はっぱあったよ!」と、あちらこちらで小さな秋を見つけているようです。玄関で出迎えた私にもうれしそうにそっと手にあった宝物の木の葉を見せてくれました。子どもたちの「見つけた!」「おもしろい!」という発見を大切にしながら、秋の自然を五感でたっぷりと味わっていきたいと思います。
さて、先月は懇談会、祖父母参観が行われました。お忙しい中多くの皆さんにご参加いただきありがとうございました。懇談会ではご家庭でのお子さんの様子をうかがいながら、成長の様子を共有する機会になりました。これからもぜひ子どもたちのいろいろな姿を教えてくださいね。家庭と園との連携を大切にしていきたいと思います。また、祖父母参観ではいつも一緒にいることの多い祖父母の方もいらっしゃれば、遠くにお住まいであまり会えないという方もありましたが、お孫さんの成長を垣間見る機会になったようです。一緒に体操をしたり、クッキングをしたり、制作をしたりと各クラスで内容は違いましたがほほえましい姿を沢山見ることができました。こうしてたくさんの人たちに愛され子どもたちは心豊かに成長していることを改めて感じます。乳児期は、人生の中で最も成長が著しい特別な時間です。この時期の子どもたちにとって何より大切なのは、「自分は愛されている」「ここは安心できる場所なんだ」という安全基地(信頼感)を持つことだと思います。泣いたときに抱っこしてもらえる、目が合ったときに微笑み返してもらえる。そんな日々の小さなやりとりの積み重ねが、子どもの心に強い「根っこ」を育てます。この根っこがあるからこそ、子どもたちはやがて自分の足で一歩を踏み出し、新しい世界へと冒険に出かけることができるようになります。家庭での毎日はもちろんですが、園での日々も子どもたちにとって大切な心の根っこが育つときであることを常に胸に置きながら、子どもたちとの日々を大切に過ごしていきたいと思います。
今月末には園内で「わんぱくひろば」を予定しています。日頃から楽しんでいる保育室で、子どもたちの興味のあるテーマや遊びを盛り込みながら、体をいっぱい動かし、おうちの人たちと一緒に楽しいアットホームな会にしたいと考えています。小さな保育園ならではの温かい雰囲気の中、子どもたち一人ひとりの成長を、保護者の皆様と一緒に笑顔で見守る時間にできれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


