『夏の小さな発見』
園長髙木智美
暑い日が続いていますが、子どもたちは体調に気を配りながら、夏ならではの遊びを楽しんでいます。水遊びでは、たらいに手を入れて水面を「ぱちゃぱちゃ」とたたいたり、カップに水を入れたり出したりしながら、水の冷たさや感触を楽しんでいます。また、氷遊びも楽しみました。冷たい氷をそっと手に乗せると、「つめたい!」という表情を見せたり、手の中で少しずつ小さくなっていく様子を不思議そうに見つめたりする姿がありました。色のついた氷を白い画用紙の上で滑らせると、色が付く様子や色の変化に夢中な子どもたち。「なくなっちゃったね」「お水になったね」と保育者とのやり取りを楽しみながら、夏ならではの感触遊びを満喫しています。
ある日、散歩先で見つけたセミの抜け殻に、子どもたちは興味津々でした。初めて見る不思議な形に、じっと見つめたり、指先でそっと触れてみます。「なんだろう?」という表情で眺める子、「そーっとやさしくね」と、保育者と一緒に触れて感触を確かめる子など一人ひとりの楽しみ方がありました。小さな生き物との出会いに目を輝かせる姿から、子どもたちの豊かな好奇心が育っていることを感じました。
さて、8 月15 日は終戦記念日です。子どもたちが毎日安心できる環境の中で笑顔で過ごし、周りの人と温かく関わりながら成長できることはとても大切なことです。子どもたちに戦争や終戦について伝えるのはなかなか難しいですが、子どもたちにとって平和とは安心して眠ること、大好きな人と笑顔で過ごす、そんな当たり前のことなのかもしれません。日々の抱っこやふれ合い、優しい声掛け等を通し、安心する気持ちや人を思いやる心の土台を育みながら一人ひとりが大切にされていると感じられる保育を行っていきたいと思います。


