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コロナ禍の中で“はじまりを創る”

朝夕は夏から秋への移り変わりを感じさせてくれますが、日中はまだまだ残暑がきびしくなりそうです。子どもたちそして保護者の皆様も体調管理にはご留意いただき、どうぞ健康で過ごされますように。
さて、コロナ禍の中で、こうのとり富丘として行事のあり方については、検討を重ねて進めています。
9月は清掃奉仕とクラス懇談会、10月はわくわく広場(0歳~2歳児クラス・かるみあ対象)、11月はおひさま広場(3歳~5歳児クラス対象)が予定されています。先週の土曜日の保護者会役員会でも、役員の皆様のご意見もお聞きしました。新しい生活様式に従い、子どもたちにとっても保護者の皆様にとっても有意義な時間となるように、行事企画を行っていきたいと考えています。よろしくお願い致します。
さて、夕涼み会はお楽しみいただけたでしょうか。保護者の方からは、「夕涼み会の企画をありがとうございました。コロナ禍の中で準備から大変だったと思いますが、楽しいひと時を過ごすことができました。」「子どもも楽しみにしていて、参加できて本当に良かった。」「地域のお祭り等の行事がけずられていく中で、計画して下さり、有難かったです。」等、お言葉をいただきました。保護者会役員会でも「密にならず、楽しめた。お土産も程よい印象だった。」と振り返りました。4歳・5歳児の考案したボーリングゲームや綿菓子屋さんも並び、かるみあの子どもたちは通常の保育の中で“夕涼み(夏まつり)ごっこ”を楽しみました。保護者会の役員の皆様のご協力そして参加して下さいましたご家族の皆様にも心より感謝申し上げます。
そして、夕涼み会準備のボランティアの募集もさせていただきましたが、直前でお手伝いを控えさせていただき、申し訳ありません、お許し下さい。一方で、保護者のお心遣いが本当に温かく、嬉しく思いました。

先月22日土曜日には、保護者の皆様には家庭保育のご協力をいただき、こども園の職員の園内研修会を行いました。ありがとうございました。4名の職員から実践事例発表が行われ、自分自身の保育を振り返り、メンバーで語り合うことで、明日からの保育につなげていくことをねらいとして行いました。園で統一すべきことが多い中、「価値観やそれぞれの考え方に違いがあっても、互いの思いが交わることで一つの意見ができた時、新しいものがみつかると思った」等の振り返りが聞かれ、語り合う時間の大切さを痛感しました。
その中で他クラスとの交流の大切さもテーマに上がりました。乳児クラス・幼児クラス・かるみあ(そら組)との交流は始まったばかりです。違う部屋に行くだけでも抵抗を示す子どももいますし、新しいことにも果敢に挑戦しようとする子、石橋をたたいて渡る子どもの姿等も見られます。第一に子どもにとって安心できる場(居場所)を作ることが基盤となります。その上で、子ども同士が関わり合う機会がもてる環境作りを整えていきたいと考えています。年齢の違いや障がいがあるないに関わらず、共に生活できる場が与えられていることは子どもにとって、とても恵まれた環境であり、生きる上で重要な意味を持ちます。複合施設として、施設全体がひとつになり、連携し協力し合って、こうのとり富丘のはじまりを創っていきたいと思います。一人ひとりに与えられている役割を神様への感謝と喜びを持って、全うしていきたいと思います。

聖隷こうのとり富丘 園長 永島 弘美