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園長コラム

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2025年5月2日
人と人とのつながりの中で
新緑の若葉にすがすがしさを感じる季節になりました。新年度がスタートして1ヶ月が経ち、子どもたちの表情も和らいで笑顔と元気な声が保育室に溢れています。
4月19日(土)には、こども園とかるみあでそれぞれ保護者懇談会が行われました。お忙しい中ご参加くださりありがとうございました。それぞれのクラスで「今の子どもたちの様子」や、「今年度の保育・療育について」をお伝えし、保護者の皆様と一緒に1年間の保育・療育について共有させていだくことができました。また、保護者同士がお話しできる場としてディスカッションの時間を設けました。今年度は、年間予定の中でも「懇談会でのディスカッション」や「よりみちサークル(茶話会)」、「パパの会(仮)」等、保護者の方同士のつながりがもてるような取り組みを企画しております。ご興味のある方はぜひご参加いただけますと幸いです。4月は、子どもたちも、大人も、誰もが新しい出会いの中で新しい生活がスタートしています。日々過ごす中で、共有したい子どもの姿や成長、また不安や疑問等があった方もいらっしゃると思います。保育・療育では、子どもたちと話をしたり、遊んだり、生活をしたりする中で、できるだけ丁寧にたくさん関わり、一緒の時間を過ごしていくことでまずはお互いを知るよう努めています。子どもたちにとって安心して自己発揮できる場所となるように、また保護者の皆様にとって安心して預けていただけるように、関心を向け、対話を大切にしながら、共にお子様の成長にかかわらせていただきたいと思います。
さて、こども園のディスカッションでは、それぞれのクラスで「どんな子(人)に育ってほしいですか?」をテーマの1つとして話をしていただきました。少し悩まれた方もいらっしゃったかと思います。「あまり考えたことがなかったです…」とのお声もありました。それでも、「笑顔で、明るく健康に育ってほしい」や「夢中になれることを見つけてほしい」「思いやりのある子に育ってほしい」・・・等、お子さんの姿を思い浮かべながら、嬉しそうにお話ししてくださる姿が印象的でした。お子さんがやりたいことや目指すことがあれば、親として全力で応援したいとご夫婦で確認する姿もあり、お子さんの幸せや豊かな人生を願うのは、保護者の皆様も、そして私たち職員も同じだなと改めて感じました。
こども園では、「愛されて、愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る」「一人ひとりの違いに気付き、お互いを認め合いながら共に主体的に生活する」「自己発揮できる環境の中で創造性を育てる」の保育・教育目標のもと、どの子も愛されている存在として、ありのままの姿で受け入れられる安心感の中で、その子らしく育ってほしいという思いで、日々保育にあたっています。たくさんの人とつながりながら、愛されている“自分”と同じように、大切な“相手(友達)”が近くにいることで、たくさんの人とつながりながら豊かな人生を歩んでいけるよう、目に見えない心の育ちにも寄り添い、支えてけるよう今後も職員一同努めてまいります。
園長 二村 郁枝

2024年9月9日
安心できる場所

2024年7月4日
地域と共に

2024年6月4日
見て学ぶ環境(見よう見まねで育つ力)
天気や自然の移り変わりに、季節の変化を感じている子どもたち。室内や戸外に関係なく、汗ばみながらも日々いろいろな遊びを楽しんでいます。園庭ではダンゴムシやちょうちょ、トカゲ等々…、小さな生き物探しに夢中で、保育室には日々新しい仲間(小さな生き物たち)が増えていきます。毎日子どもたちと一緒にお世話をしている中で、身近な“命”について考える機会を与えられています。
 5月17日はこども園(4.5歳児)、18日にはかるみあでそれぞれ親子遠足に出かけることができました。どちらも天候に恵まれ、笑顔あふれる素敵な時間を過ごすことができました。こども園では、子どもたちと一緒に“どんなことをして過ごしたいか”を話し合い、計画し、グループごとに『かくれんぼ』や『だるまさんがころんだ』、『オセロゲーム』など、保護者の方と一緒に体を動かして遊ぶことができました。また、ウォークラリーでは、グループごとにオリジナルのカードで親子で楽しんでいただきました。かるみあでは「いちご狩り」に出かけ、味覚だけでなく鮮やかないちごの色(視覚)や甘酸っぱい香り(嗅覚)柔らかな感触など経験しました。終了後は広場でパラバルーンを行い暖かな日差しとさわやかな風を感じ楽しむことができました。今回は初めてきょうだい児も参加し一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
こども園も、かるみあも、たくさんの方にご参加いただき、共に楽しい時間を過ごせましたことに感謝いたします。ご参加ありがとうございました。
 さて、玄関のあおむしがサナギになり3匹羽化して飛び立っていきました。生き物を飼う上では毎日のお世話が必要ですが、園では飼育ケースの掃除や餌(レモンの葉)の補充もできるだけ子どもたちが見えるところで…と思い、幼児クラスが園庭や室内で遊んでいる時間に1階のテラスで行っています。掃除を始めようとテラスへ出ると、興味ある子どもたちが集まってきます。ケースを開けて間近で見るあおむしに興味津々で近づいて、観察したり手を伸ばしたり…。少し離れた場所から、「ちょっとこわい…」と言いながらもジーと目が離せない子もいます。
先日、あおむしの飼育ケースを掃除しようとしたときのことです。保育室にいたA君が「一緒にやりたい!」と声をかけてくれたのをきっかけに、4歳児(いちょう組)の男の子3人が一緒に掃除を手伝ってくれることになりました。まずは、B君とC君が飼育ケースを二人で運び、テラスに置いて蓋を開けます。蓋にくっついていた2匹のサナギがピクピク動いている様子をみて、「そーっと!」と言いながら踏まれない位置に置いてくれました。ケースが開くと、「新しい葉っぱあげるね!」とC君が古い葉っぱを取り出します。すると、すぐにB君が「うんち洗ってくるね!」と飼育ケースをもって、あおむしの糞を捨て、ケースを洗ってくれました。その間、あおむしはA君とC君でしっかりと見守ってくれています。ケースがきれいなると新しい葉っぱとあおむしを戻し、サナギに気を付けながら蓋を閉めて、あおむしの飼育ケース掃除を終えました。あまりの手際の良さと、3人のチームワークに思わず感嘆の声がもれてしまうほどでした。実は、A君とB君は日頃からあおむしの掃除をしていると、「(あおむしの糞を指さして)これなに?」「なんでやってるの?」といろいろと質問しながら、よく観察している2人です。いつも大人が掃除している様子をよく見ていて、その手順通りに進めていたことに驚くと同時に、日常生活の中で子どもたちが“見て学ぶ”力の大きさを実感した出来事でした。
掃除や洗濯、畑仕事、買い物等々、日常生活の中で子どもたちが私たち大人の姿を見て興味をもち、やってみたい!真似してみたい!と学びへつながる機会はたくさんあります。私たち大人がやってしまえば簡単なこと、すぐに終わることであっても、子どもたちが目にできるよう環境を整え、子どもたちの「なんだろう!」「やってみたい!」という意欲や興味関心へとつなげていけるように、日常の生活や日々の保育ひとつひとつを子どもたちと共に考えながら過ごしていきたいと思います。
園長 二村 郁枝

2024年2月5日
“成長を共に喜ぶ”

2023年12月4日
待つ喜び

2023年7月6日
地域と共に

2023年5月8日
ともにつむぎだす

2023年2月10日
“心の理論”

2022年12月5日
保育の中での食事

2022年11月11日
大切なともだち

2022年10月8日
年長児と共に

2022年8月1日
夏本番

2022年5月9日
自然と共に

2022年4月7日
出会いの恵み

2021年12月3日
クリスマスに向けて

2021年10月6日
秋の夜空

2021年8月6日
尊厳に立ち返る

2021年5月7日
新しい時代を生きる

2021年4月5日
保育の土台をつくる

2020年10月17日
深まる秋を感じながら

2020年6月12日
 つながりの中で

2020年5月11日
みんなともだち

2020年4月20日
新しい出会いの中で