肌に感じられる風が涼しさから冷たさに変わり、秋の深まりを感じます。こども園のたんぽぽ組(1歳児)、れんげ組(2歳児)の子どもたちは、お散歩へ出かける際、お気に入りの“お散歩バック”をもってドングリや落ち葉、石ころ拾いに夢中です。夕方お迎えが来ると、大事そうにお散歩バックを肩にかけ、保護者の方に宝物がたくさん詰まったバックの中身を見せる姿が印象的です。4月の頃は職員に抱っこされたりお散歩カーに乗ったりしながらのお散歩も多かったですが、友達と手をつないで歩く姿に成長を感じます。
さて、10月19日(土)には、もみじ組(年少)、いちょう組・さくら組(年中・年長)対象のおひさまひろばが開催されました。当日はどの子もとてもいい表情をしていて、自分の持てる力を発揮して楽しめたことが伺えました。保護者の皆様、当日のご参加及び家庭保育へのご協力をありがとうございました。
競技の中で行った『ドッジボール』は、今年度いちょう組・さくら組の子どもたちが保育の中で継続して取り組んできました。今年はとても暑い日が続いたため外に出られない日が続きましたが、変わりに「ドッジボールやろう!」とホールに出て汗びっしょりになるまで体を動かしていた子どもたちです。最初は同じチームの子に向かって「あてるぞ~!」と狙っていたり、味方の内野からのパスに外野にいる子が「きゃー!」と逃げたり…。ルールも十分わからない中で始まったドッジボールですが、ただただ楽しくて毎日「ドッジボールやろう!」と誘い合っていました。毎日楽しんでいる中で、時には思い通りにいかなくてぶつかり合ったり、勝てなくて悔しかったり、「もうやらない!」と泣き崩れて全身で悔しさを表す姿も...。それでもチームメンバーと一緒に取り組む中で、作戦を立てているときの楽しさや、意見を受け入れてもらえた嬉しさ、そして勝てた時の喜びは何事にもかえられない貴重な体験となっています。今では、当てられてしまった子を内野に戻すために外野へパスを回して内野の仲間を増やしたり、足元を狙って投げたりと仲間との連携や作戦を立てることも楽しんでいます。10月末に聖隷こども園こうのとり東へ稲刈りに出かけた際には、こうのとり東の年長の子とドッジボール勝負を行いました。結果は完敗でしたが、こうのとり東の子に強くなるためのコツを教えてもらい、園に戻ってからさっそく練習していた子どもたちです。今はいちょう組(年中)も一緒にドッジボールを楽しむ機会も増えました。いちょう組がさくら組に勝つことも…。今後も保育の中で継続して楽しんでいきますが、子どもたち一人一人が自分の良さを発揮し、友達と一緒に取り組む楽しさを引き続き感じてほしいと思います。
今年度も体操教室を通して「跳び箱」や「鉄棒」「マット」等の運動遊びに継続的に取り組んでおりますが、どの子もおひさまひろばをきっかけに、自分で目標を立てて頑張る姿が見られました。運動遊びが苦手なA君は、いつも自信がなさそうな表情で鉄棒や跳び箱に向かっていました。順番に並んでいても、自分の番になるとそのまま順番を譲ってまた一番後ろに並びなおす姿もあり、「できない」「やらない」の言葉も度々聞かれる等、苦手な運動遊びは避けがちなA君でしたが、おひさまひろばに向けて「跳び箱3段」「鉄棒前回り」「マットで鉛筆転がり」を目標とし、友達にも応援してもらいながら自分から『やってみよう』とする姿が見られ始めました。おひさまひろば当日には職員が補助したり、跳び箱にお尻をついてしまったりしましたが、それでも自信に満ちた笑顔と、ポーズを見せてくれました。
『跳び箱が跳べるようになった』『逆上がりができるようになった』『字が読めるようになった』『上手に絵が描けるようになった』…もちろん、これも子どもたちにとって大きな成長です。しかし、園で過ごす子どもたちの姿の中には、目には見えにくい心の成長を感じられる場面がいくつもあります。そんな場面に出会ったときに、私たちは子どもたちの心が動いた瞬間をしっかりと捉え、子どもたちの姿を信じて共に歩める存在でありたいと思います。また、子どもたちと一緒に喜び、労い、結果だけではなく取り組んできた過程に目を向けてあげることで、より子どもたちの感じた充実感や達成感を意味のあるものにしてあげたいと思います。どの子もひとりひとり成長させてくださる神様を信じ、感謝しながら保育に努めてまいります。
園長 二村郁枝
さて、10月19日(土)には、もみじ組(年少)、いちょう組・さくら組(年中・年長)対象のおひさまひろばが開催されました。当日はどの子もとてもいい表情をしていて、自分の持てる力を発揮して楽しめたことが伺えました。保護者の皆様、当日のご参加及び家庭保育へのご協力をありがとうございました。
競技の中で行った『ドッジボール』は、今年度いちょう組・さくら組の子どもたちが保育の中で継続して取り組んできました。今年はとても暑い日が続いたため外に出られない日が続きましたが、変わりに「ドッジボールやろう!」とホールに出て汗びっしょりになるまで体を動かしていた子どもたちです。最初は同じチームの子に向かって「あてるぞ~!」と狙っていたり、味方の内野からのパスに外野にいる子が「きゃー!」と逃げたり…。ルールも十分わからない中で始まったドッジボールですが、ただただ楽しくて毎日「ドッジボールやろう!」と誘い合っていました。毎日楽しんでいる中で、時には思い通りにいかなくてぶつかり合ったり、勝てなくて悔しかったり、「もうやらない!」と泣き崩れて全身で悔しさを表す姿も...。それでもチームメンバーと一緒に取り組む中で、作戦を立てているときの楽しさや、意見を受け入れてもらえた嬉しさ、そして勝てた時の喜びは何事にもかえられない貴重な体験となっています。今では、当てられてしまった子を内野に戻すために外野へパスを回して内野の仲間を増やしたり、足元を狙って投げたりと仲間との連携や作戦を立てることも楽しんでいます。10月末に聖隷こども園こうのとり東へ稲刈りに出かけた際には、こうのとり東の年長の子とドッジボール勝負を行いました。結果は完敗でしたが、こうのとり東の子に強くなるためのコツを教えてもらい、園に戻ってからさっそく練習していた子どもたちです。今はいちょう組(年中)も一緒にドッジボールを楽しむ機会も増えました。いちょう組がさくら組に勝つことも…。今後も保育の中で継続して楽しんでいきますが、子どもたち一人一人が自分の良さを発揮し、友達と一緒に取り組む楽しさを引き続き感じてほしいと思います。
今年度も体操教室を通して「跳び箱」や「鉄棒」「マット」等の運動遊びに継続的に取り組んでおりますが、どの子もおひさまひろばをきっかけに、自分で目標を立てて頑張る姿が見られました。運動遊びが苦手なA君は、いつも自信がなさそうな表情で鉄棒や跳び箱に向かっていました。順番に並んでいても、自分の番になるとそのまま順番を譲ってまた一番後ろに並びなおす姿もあり、「できない」「やらない」の言葉も度々聞かれる等、苦手な運動遊びは避けがちなA君でしたが、おひさまひろばに向けて「跳び箱3段」「鉄棒前回り」「マットで鉛筆転がり」を目標とし、友達にも応援してもらいながら自分から『やってみよう』とする姿が見られ始めました。おひさまひろば当日には職員が補助したり、跳び箱にお尻をついてしまったりしましたが、それでも自信に満ちた笑顔と、ポーズを見せてくれました。
『跳び箱が跳べるようになった』『逆上がりができるようになった』『字が読めるようになった』『上手に絵が描けるようになった』…もちろん、これも子どもたちにとって大きな成長です。しかし、園で過ごす子どもたちの姿の中には、目には見えにくい心の成長を感じられる場面がいくつもあります。そんな場面に出会ったときに、私たちは子どもたちの心が動いた瞬間をしっかりと捉え、子どもたちの姿を信じて共に歩める存在でありたいと思います。また、子どもたちと一緒に喜び、労い、結果だけではなく取り組んできた過程に目を向けてあげることで、より子どもたちの感じた充実感や達成感を意味のあるものにしてあげたいと思います。どの子もひとりひとり成長させてくださる神様を信じ、感謝しながら保育に努めてまいります。
園長 二村郁枝