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神さまの愛、安心の中で

寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しが感じられるようになってきました。先日、お散歩から戻ってきたれんげ組(2歳児)の子どもたちが、「あのね、お花見てきたよ!」「菜の花!」と教えてくれました。小さな手で『2』を作りながら、「てんとう虫が3つ(3匹)いたよ!隠れてた!」と一生懸命話す姿に、わくわくする春の訪れを感じ嬉しくなりました。3月は、年長31名の子どもたちが、巣立ちの時を迎えます。かるみあでは16日に6名、こども園では22日に25名が卒園の日を迎えます。新たな門出を在園児と共に、心を込めてお祝いしたいと思います。
 さて、こうのとり富丘では開園時より「こども園」「発達支援事業所」「訪問看護ステーション」の3つの事業所がそれぞれの専門性を活かしながら連携を図ってきました。その中で、昨年度(令和4年度)より3事業の職員でワーキンググループを作り、交流へつなげるための取り組みを行っています。ワーキンググループでの取り組み2年目となる今年度は、①行事②交流③お仕事探検④カードづくり⑤学ぼう会⑥地域交流の6つのグループに分かれて1年間取り組みを行い、先日、それぞれのグループの報告会を行いました。取り組みの一部を報告いたします。
[行事グループ]花の日には、こども園・かるみあのご家庭から花を持ち寄っていただき、地域の方と訪問看護利用者様にお花とカードを届けました。訪問看護職員から、利用者様が喜んで受け取っていただいた様子を教えてもらいました。おひさまひろば(こども園)では、かるみあ、訪問看護の利用者様より応援の万国旗をいただきました。
[交流グループ]こども園の乳児クラス(つくし・たんぽぽ・れんげ)を中心に、かるみあと一緒に活動を楽しみました。(室内や園庭遊び、新聞紙遊び、シャボン玉、ボール遊び等)また、こども園年長(さくら)では訪問看護の利用者様にパステルアートを教えていただき、感謝祭やクリスマスのカードとして楽しみました。
[お仕事探検グループ]訪問看護、かるみあ職員がこども園の保育室へ入り、実際に保育を体験しました。また、こども園の職員がかるみあや訪問看護の現場でお仕事を拝見させていただいたり、利用者様との関わりを体験させていただいたりしました。
[カードづくりグループ]かるみあとこども園の子どもたちが作ったカードを暑中見舞いや年賀状にして、訪問看護の利用者様に届けました。お渡ししたときの嬉しそうな様子を、訪問看護の職員が直接子どもたちに教えてくれました。写真を通して嬉しそうな表情を見ることができ、直接会えなくてもつながることができました。
[学ぼう会グループ]訪問看護の職員による怪我の勉強会や、こども園職員との行事、絵本の勉強会、3事業での発達勉強会等、それぞれの専門性を活かして学びを深めました。
[地域交流グループ]地域に向けて施設開放を行ったり、施設だより「ほっぺ」を発行したりと、地域とのつながりづくりを行いました。
 どのグループも、3事業の職員がつながることで、それぞれの事業所だけではできない「体験」や「学び」を得ることができました。また、こども園・かるみあの子どもたち、そして訪問看護の利用者様へも「豊かな体験」としてつなげることができたことを実感しています。
こうのとり富丘で過ごす子どもたちが、神さま、そしてたくさんの大人(保護者・地域・職員)から守られ、愛されていることを感じながら『安心』の中で日々過ごし、一人一人の力(個性)を発揮して伸ばしていけるよう今後も職員一同力を合わせて努めてまいります。
 最後になりましたが、保護者の皆様には一年間、園の運営にご理解とご協力をいただきましたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
園長 二村 郁枝