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年長児と共に

夏のあそびから秋のあそびへと生活も変化していきます。季節感を感じながら生活できることを、本当に幸せに思い、神様に心から感謝いたします。9月には、こうのとり富丘の保護者会と協賛で『生活リズム(睡眠に着目)を整えるために家庭でできること』をテーマに講演会を実施することができ、保護者の皆様からたくさんのご感想やご意見をいただきました。大切に読ませていただきました。本当にありがとうございました。

先日、年長組のお楽しみ保育を行うことができ、うさぎ山公園での自然散策、園内で夕食作りと食事会、戸外で夜の探検、夕礼拝、そして夜の星空を見る会(園庭にござを敷いて寝転んで)を楽しみました。
友だちとのつながりも深まってきた年長組。うさぎ山の高いところからつながる滑り台で、友だちの名前を呼び合って、10人以上もつながって滑り降りる姿がありました。友だちといっしょが楽しくて歓声があがっていました。自然散策では、秋を感じさせる涼しい木陰。実をつけている木々。池の周りを飛ぶギンヤンマや群れて飛び交うアキアカネが印象的でした。小川にはザリガニが潜み、早速、裸足になって捕まえようと夢中になる子どもの姿もあり、みごとに捕獲。草むらのショウリョウバッタやオンブバッタで虫かごはいっぱいになりました。友だちを呼び合って、発見を伝えあう生き生きとした姿は本当に頼もしく、心動かされる場面がたくさんみられました。
その後、蛇(やまかがし)に遭遇。「毒蛇だよ」「毒が目に入ると目が見えなくなることもあるよ」と教えてくれたKくん。毒がどこから出るか等くわしく教えてくれました。毒蛇なので、これには注意でした。
夕食のカレーライスは3グループが思い思いの隠し味を入れて作り上げ、「ぼくのグループのカレーを食べて」「どうだった?何が入っているか分かった?」「美味しかったでしょ」と声を掛けてくれました。隠し味によって確かに、味わいがかわるものですね。
夜の探検の帰り道は真っ暗で大人でもこわごわ歩く遊歩道。こども園が見えてきた時、絵本(めっきらもっきらどおんどん)の中から飛び出した3人組が置いていった‟お宝”を見つけて嬉しそうな子どもたちでした。その後、園庭にござを敷いて星空を仰ぐと、真上に夏の大三角形、そして南には土星、南東の方向には木星が輝いていました。ぜひ、ご家庭でも秋空の星をご家族でご覧になるひと時を持ってみてください。最高ですよ。
そして、園庭でおこなった礼拝の中で、一日を振り返り、兵藤牧師のことばに応えたり、うなずいたりしていた子どもたち。「今日はいろいろな楽しいことがたくさんありましたね。みんなで一緒にできることは、生きているからできること。嬉しいことですね。」と話され、子どもたちと共に職員も、神様に感謝のお祈りをささげました。
10月のおひさま広場(幼児クラス)では、秋空の下、保護者の方々も一緒に、運動あそびを楽しみましょう。

さて、嬉しいご報告です。保護者の方からのご紹介で、畑での野菜栽培のお手伝いやお芋ほり等を地域の金子さんが年間通じて、お世話をして下さることになりました。金子さんは、イチジクやバナナやドラゴンフルーツの木、また珍しい野菜も数々育てていらっしゃる方で、苗作りもされているので、野菜の苗も提供して頂けるとのお話でした。また現在、万年さん(保護者)にも手伝っていただき、育て方についてのご指導も受けています。皆様に支えられて、子どもたちのより豊かな成長へとつなげていきたいと考えています。これからもよろしくお願い致します。
園長 永島弘美