新緑の若葉にすがすがしさを感じる季節になりました。新年度がスタートして1ヶ月が経ち、子どもたちの表情も和らいで笑顔と元気な声が保育室に溢れています。
4月19日(土)には、こども園とかるみあでそれぞれ保護者懇談会が行われました。お忙しい中ご参加くださりありがとうございました。それぞれのクラスで「今の子どもたちの様子」や、「今年度の保育・療育について」をお伝えし、保護者の皆様と一緒に1年間の保育・療育について共有させていだくことができました。また、保護者同士がお話しできる場としてディスカッションの時間を設けました。今年度は、年間予定の中でも「懇談会でのディスカッション」や「よりみちサークル(茶話会)」、「パパの会(仮)」等、保護者の方同士のつながりがもてるような取り組みを企画しております。ご興味のある方はぜひご参加いただけますと幸いです。4月は、子どもたちも、大人も、誰もが新しい出会いの中で新しい生活がスタートしています。日々過ごす中で、共有したい子どもの姿や成長、また不安や疑問等があった方もいらっしゃると思います。保育・療育では、子どもたちと話をしたり、遊んだり、生活をしたりする中で、できるだけ丁寧にたくさん関わり、一緒の時間を過ごしていくことでまずはお互いを知るよう努めています。子どもたちにとって安心して自己発揮できる場所となるように、また保護者の皆様にとって安心して預けていただけるように、関心を向け、対話を大切にしながら、共にお子様の成長にかかわらせていただきたいと思います。
さて、こども園のディスカッションでは、それぞれのクラスで「どんな子(人)に育ってほしいですか?」をテーマの1つとして話をしていただきました。少し悩まれた方もいらっしゃったかと思います。「あまり考えたことがなかったです…」とのお声もありました。それでも、「笑顔で、明るく健康に育ってほしい」や「夢中になれることを見つけてほしい」「思いやりのある子に育ってほしい」・・・等、お子さんの姿を思い浮かべながら、嬉しそうにお話ししてくださる姿が印象的でした。お子さんがやりたいことや目指すことがあれば、親として全力で応援したいとご夫婦で確認する姿もあり、お子さんの幸せや豊かな人生を願うのは、保護者の皆様も、そして私たち職員も同じだなと改めて感じました。
こども園では、「愛されて、愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る」「一人ひとりの違いに気付き、お互いを認め合いながら共に主体的に生活する」「自己発揮できる環境の中で創造性を育てる」の保育・教育目標のもと、どの子も愛されている存在として、ありのままの姿で受け入れられる安心感の中で、その子らしく育ってほしいという思いで、日々保育にあたっています。たくさんの人とつながりながら、愛されている“自分”と同じように、大切な“相手(友達)”が近くにいることで、たくさんの人とつながりながら豊かな人生を歩んでいけるよう、目に見えない心の育ちにも寄り添い、支えてけるよう今後も職員一同努めてまいります。
園長 二村 郁枝