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ホーム  > 園長コラム  > 見えないものに目を注ぐ保育

見えないものに目を注ぐ保育

 春が近づき、1年の締めくくりとなる3月を迎えました。こども園では2月8日にクラス懇談会が行われ、保護者の皆様と1年の成長を共に喜ぶ時間が持てましたこと嬉しく思います。たくさんのご参加ありがとうございました。4月の頃と比べると、どのクラスでも心も体もたくましくなり、ひとつ大きいクラスなることへの期待が感じられます。残りの日々も、子どもたちと一緒に一日一日を大切にすごしていきたいと思います。
 さて、今年度も保育のアンケートを実施し、保護者の皆様よりたくさんのお声をいただきました。ご協力いただきありがとうございました。アンケートでは1年間、こども園で過ごす中で保護者の皆様が感じたこと、嬉しかったお子さんの姿や楽しかったこと等、心を動かされたことをお聞きすることができました。『できた時には跳んで喜び、顔をしかめたり寝そべって大粒の涙を流したり、声を出して笑ったり、小さな体を目一杯使って感情を表現しているところに成長を感じます(0歳児)』『お友達との関りを少しずつ見ることができて嬉しく思いました。(1歳児)』『初めての場所でも、やりたい気持ちも強くなってきて、段々と自ら足を向けることができるようになってきました。(2歳児)』『父や母を労わってくれること、他者を思いやる優しい気持ちに触れてとても嬉しくなります。(3歳児)』『「できない」と弱音を吐く姿から「できるようになりたいから頑張る!」と頑張る姿が増え、心と身体が成長していることを実感しました。(4歳児)』『誰かのために何かをしてあげる。これしてあげたら喜ぶよね!ってその場にいない人のことを考えて行動していることが増えそれを見て優しいな、すごいな、と思いました。(5歳児)』
私たちがこども園で見ている子どもたちの姿、そしてご家庭でご家族の皆様が見ている子どもたちの姿がつながり合い、その子らしくのびのびと成長していることを感じ、共に子どもたちの育ちに関わらせていただいていることに改めて感謝を覚えました。こども園では、何かができるようになったことだけではなく、目には見えない子どもの育ちにも心を向けてきました。「見えないものに目を注ぐ」キリスト教保育での子どもたちの育ちを保護者の皆様と共に“みる”ことができ、喜ぶことができたことが何よりも嬉しいです。
最後になりましたが、保護者の皆様には一年間、保育・療育へのご理解とご協力をいただきましたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました。至らない点も多かったかと思いますが、残り1カ月そして次年度も引き続き子どもたちの成長を共に見守り、支えていけるよう職員一同努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
園長 二村 郁枝