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ホーム  > 園長コラム  > 秋の夜空

秋の夜空

散歩に出かけて、落ち葉や拾ったドングリを大事そうに見せにくる子どもたちの姿に、季節の移り変わりを感じます。それは、夜空も同じで、夏空から秋空へと変わっていくのです。宇宙や星空に興味持っている子どもたちは図鑑を開いて、「星と星を線で結ぶと星座になるよ」「太陽はすごいよ。この中がね…」と話しながら、夢中で見ています。夕方、南西の方向を臨むと、夏の星座とともに金星がひときわ美しく輝いています。金星の左手側には、さそり座の赤く光る星アンタレスも見えてきます。南東方向には、木星が大きく輝き、その近くには土星も見られますよ。真上に見られる夏の大三角形が西の空に移り、秋の四辺形が高く上がり、秋空へと変わっていくのです。できることなら、10月に星空見学会を行いたいと思っている私です。大きな円形テラスから北側の星空が、乳児テラスからは南側の星空を臨むことが出来ます。高台にあるこうのとり富丘ならではのものです。興味のある方、天体に詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お声掛け願います。星空見学会の願いが叶うといいのですが。

9月は緊急事態宣言発令に伴い、こども園では、家庭保育のご協力をありがとうございました。
年長児のA子さんは「園長先生、はじめてだね。わたしね、ずっと、お休みしていたから。」と懐かし気に声をかけてくれました。「久しぶりに会うね」と返すと笑顔でうなづいてくれました。27日から通常保育となり、園に活気が戻ってきました。兵藤牧師の礼拝があり、本当に真剣に、聖句「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」のお話に耳を傾けていた子どもたちです。兵藤牧師からは、「先月よりもたくましくなっているように映りました」と嬉しいお言葉もいただきました。
かるみあ富丘では、9月の保護者懇談会をリモートで行いました。リモート開催は、今年度2回目となります。クラスの年間目標や期のねらいと合わせて現在の子ども達の姿についてお話をし、なかなかできなかった職員紹介も行いました。そして、登園から降園までの子どもたちの生活や遊びの様子を、動画で観ていただきました。今回は、聞きたいことや観たい場面を保護者のみなさまに事前アンケートでお聞きしていました。お返事を多数いただきましたので、特にご要望やご質問の多かった内容について、当日の内容に含めてお応えしました。一つに、ことばの発達がゆるやかなお子さんの対応についてのお答えとして、話をする際に具体物や写真、絵カードを併用したり、マカトンサインなど身振りや手振りを伴わせて伝えたりなど、かるみあ富丘で実践している“見て分かる工夫”についてお話させていただきました。これからも、丁寧な関わりの中で、療育を行って参ります。ご意見やご質問がございましたら、職員までお気軽にお声がけ下さい。
尚、こども園の懇談会もリモートで11月に実施する予定です。皆様にアンケートをとらせていただき、ご質問に応えさせていただきます。そして、4月から今までの子どもたちの成長を中心に、歳児ごとの今後の保育教育目標について触れながら、共に成長を喜び合う時としたいと思います。
10月は、園庭の稲刈りに加えて、年長児は貸し切りバスで出かけ、こども園こうのとり東近くの田んぼでの稲刈りも予定しています。地域の方の畑で、さつま芋掘りにも出かけます。そして、おひさま広場(幼児クラス)では、秋空の中、運動あそびを思い切り楽しみたいと思います。11月には、わくわく広場(乳児クラス・かるみあ)を予定しています。どうぞ、お楽しみに。

聖隷こうのとり富丘 園長 永島 弘美