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安心感の中で

園長 加藤可織

新年度が始まり1ヶ月が過ぎました。園庭では、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎ、新緑を輝かせる木々の下で子どもたちの元気な声が響き渡っています。
 先日は、大変お忙しい中『父母の会総会・クラス懇談会』にご参加いただきありがとうございました。乳児と幼児で分かれての開催ではありましたが、冒頭では4年ぶりにホールに集まり、園目標等をお話させていただきました。年度の初めに保護者の皆様のお顔を見ながら、お話できたことに感謝いたします。園目標のもと、それぞれのクラス、また子どもたち一人ひとりにあった関わりをしていきたいと思います。気になることや心配なことがありましたら、いつでもお声かけください。
 4月当初は、新しい環境に慣れず、園内の至る所で泣き声が聞こえていましたが、今ではたくさんの笑顔が見られるようになりました。先日、ひよこ組(0歳児)に行くと身体をゆだねるかのように担任に抱っこされ、安心した表情をしているAさんの姿を見ました。また、Bさんは私が声をかけると「だれだろう?」と言う表情をした後、誰かを探すかのように首を動かし、担任を見つけると「みつけた!」という表情になり、担任に向かって手を伸ばす姿がありました。そんな姿から、小さな子どもたちにとって安心できる人や場所がこの短期間の中でできたことに改めて驚き、同時に嬉しい気持ちになりました。最初はどの子も保護者の方々から離れる時、泣けてしまい、保護者の皆さんは後ろ髪を引かれる思いで園を後にしたことと思います。毎日園で過ごす中で子どもたちは担任との関係を少しずつ築き、好きな場所や玩具等を見つけ様々な経験を通して「ここは楽しいところだなあ。」「抱っこしてもらうと嬉しいなあ。」等、気持ちの変化を感じながら少しずつ安心感を得たのではないかと思います。初めての経験は、大人でも不安な気持ちになります。不安な時、安心できる場所や人を見つけるとホッとする感覚は大人も子どもも同じだと思います。これからも子どもたち、そして保護者の方々が安心して過ごすことができるように温かい雰囲気を大切にしていきたいと思います。園での様子を伝えたり、家庭での様子を教えていただいたりする中でお子さんの姿を共有し、時には一緒に悩み考えながら成長を喜び合える存在でありたいと思います。
4月より聖隷三方原病院に赴任された池谷(いけがや)明(あき)高(たか)チャプレンに“えんだより”の「今月の聖句」をお願いすることとなりました。池谷チャプレンには月に一度、幼児礼拝に来ていただく予定です。