最新リハビリ機器「mediVR神楽(カグラ)」を導入しました!
最新のリハビリ機器を導入しました!
当院リハビリテーション部にICT(情報・通信技術)と脳科学の粋を集めた最新リハビリ機器「mediVR神楽(カグラ)」を導入しました。VR(Virtual Reality)とは、コンピューターによって創り出された仮想的な空間などを現実であるかのように疑似体験できる仕組みです。
ゲームの中で体幹機能に働きかけます(外来患者様の治療場面)
mediVR神楽(カグラ)とは?
新しく導入した「mediVR神楽」は、VR(仮想現実)の中で認知と運動を同時に刺激することで高いリハビリ効果が得られることが期待できます。例えば、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)や神経難病(パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)では、身体の中心の体幹機能が弱くなることでバランスが悪くなり、歩くことや生活の動作が上手くできなくなります。高齢者に起こりやすいフレイル(虚弱状態)や変形性関節症などでも体幹機能が低下することがあります。この「mediVR神楽」はゴーグル(写真)を装着し、見えてくる映像を通してVR(仮想現実)の中に入り込みます。その中で様々なゲームを通して、真ん中や左右に出てくる的や落ちてくるボールに手を伸ばす運動を行うことで自然と体幹機能が鍛えられ、歩くことや日常生活動作の改善につながります。VR(仮想現実)の中で視覚と聴覚(音)、コントローラー(写真)から伝わる振動の3つの刺激を同時に受けることで、運動の効果を高める「仕掛け」が施されています。また立っているのが難しい方でも座って運動ができるため、幅広い年齢の方が安全にリハビリ治療を受けられます。日常生活での認知と運動の二重課題トレーニングもVR(仮想現実)の中で安全に行うことができます。
「最新の機器によるリハビリテーションを受けてみたい」「興味がある」方は、リハビリテーション室までご相談ください。