まるで夏のような暑さが続いており、晴天に恵まれると早く外で水遊びがしたくて待ちきれない様子の子どもたちです。こども園では先日夏の遊び開きを行いました。テラスや園庭ではプール遊びに加え、散水ホースで水を浴びたり、ゆび絵の具で全身カラフルになっていたりとダイナミックに遊んでいる姿が見られます。これから本格化する夏に向けて、どのクラスでもプール遊びに加え、小麦粉粘土や氷遊び、寒天遊びなどの感触遊びも存分に楽しんでいけるよう年齢発達に合わせて計画していきたいと考えています。
さて、5月にはこども園の親子遠足やかるみあのプラネタリウム、THE PAPA BASE(パパ会)やよりみちサークル等、保護者の皆様にも保育・療育へ参加していただくことができました。ご参加くださりありがとうございました。
親子遠足(こども園年中・年長)では、子どもたちと相談して決めた遊びを親子で一緒に楽しんでいただきました。日頃保育の中で子どもたちが楽しんでいる遊びをおうちの方と一緒に楽しむことができ、とても生き生きした表情で楽しんでいましたね。ウォークラリーでは、それぞれのグループのこだわりが詰まったオリジナルのウォークラリーカードで散策を楽しんでいただきました。昨年度よりも難しい内容だったグループもありましたが、話し合いの中で子どもたちのアイデアや賛同から決まった項目です。大人から見ると(難しそうかな…)と思ったものもありましたが、グループの話し合いの中で意見を出し合い「それいいね!」と友達の意見に耳を傾け、「それにしよう!」と決まっていきました。当日は全部クリアできなかった子も多かったですが、自分たちで考えた内容をおうちの人と一生懸命探すことで、充実した時間を過ごす様子を見ていただけたのではないでしょうか。それぞれのグループでの話し合いは、言葉での意見の出し方(伝え方や伝える量)は子どもたち一人一人違いましたが、その中で、それぞれの思いを汲み取りながら一人一人の意見が尊重され、グループみんなでやりたい遊びを計画することができたからこそ、どの子にとっても素敵な時間を過ごすことができたのだと感じます。
2023年に施行されたこども基本法の基本理念の中には「全ての子どもについて、その年齢発達及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されること。」と記されています。保育・療育の中では、日頃から子どもたちの声を聴きながら興味関心・年齢発達に合った遊びを子どもたちと一緒に計画することを大切にしており、まだ言葉が出始める前や言葉では上手に伝えられない場合であっても、表情やしぐさ等に目を向けながら安心して自分の気持ちを表せるよう努めています。先日、年長児(こども園・かるみあ)で田植えに行った際、にじ組のAちゃんに「田んぼに入る?入りたくない?タッチで教えてね。」とAちゃんの意志を確認したところ、“入りたくない”のところで勢いよく職員の手をタッチし、はっきりと自分の意見を伝えてくれたそうです。しっかりと自分の意見を伝えられるAちゃんの姿は日頃から積み重ねられた大人との関係性があっての姿だと感じます。また、時には自分自身の今の気持ちがはっきりとわからずに戸惑い、泣けてしまったり怒れてしまったりする等、自分の気持ちを探している姿が見られることもあります。大人から見ると「何で言わないのかな」と感じてしまうかもしれませんが、こうした自分の気持ちを探している子どもの姿もそのまま受け止めてあげたいですね。保育・療育を行う中では「子どもたちに経験してほしい」と大人が期待することはありますが、子どもの気持ちも尊重しながら、その子にとって楽しかった・またやりたいと思えるようなプラスの経験となるよう配慮していきたいと思います。今月もどうぞよろしくお願いします。
園長 二村 郁枝





