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「災害への備え」

秋の気配が深まり、過ごしやすい季節になりました。続く長雨に、外へ出かけたい気持ちを抑えられない子どもたち。雨間をみて園庭へ出かけると、頭の上をとんでいるトンボを夢中で追いかけたり、草に手を伸ばして摘んでみたりと身近な自然とじっくり関わりながら遊ぶ姿が見られます。こども園の幼児クラスでは『おひさまひろば』に向けて、跳び箱や鉄棒、リレー等にも挑戦しています。これから子どもたちが取り組んでいる運動遊びから、当日の競技を子どもたちと相談していきます。活動の様子やドキュメンテーションで様子をお伝えしていきますので、保護者の皆様も当日までの保育を一緒にお楽しみいただけましたら幸いです。
さて、9月19日(土)には保護者講演会にて磐田市危機管理課の職員をお招きして防災講話を行いました。講話では、磐田市内の震度想定(分布図)や想定される被害(物的被害・人的被害)、避難所の状況、災害時の備えについてお話を伺い、実際に今年7月に起きた熊本地震の被災地の状況(避難所や支援物資の供給、情報のとり方)等についてのお話を伺いながら、南海トラフ巨大地震が発生した際の避難方法や備えについて考える機会となりました。ライフライン機能支障被害では、応急復帰に要する期間として『上下水道 5~6週間』『電力2週間』『都市ガス4~6週間』が想定されているそうです。停電・断水の状況の中で、一カ月以上在宅避難が続くことを考えると、家族分の食料やトイレ、その他必要な物(ペット用品や薬等)を日頃から備えておく必要性を感じます。また、熊本地震の際には、支援物資の供給についてアプリで情報をとることができたため、情報が得られる家庭は必要な物資が配られるタイミングで各自もらいに行くことができていたとのことです。情報は避難所でも入手することができます。情報を上手に得るためにも、同じ地域の人と繋がっておくことは大切になってきます。講話後には、グループに分かれてワークを行いました。ワークでは震度7の大規模地震発生を想定し、〔①災害発生時にまず初めに何をするか〕〔②自宅の安全確認方法や避難所へ行く際の持ち物等〕〔③ライフラインの復旧に1カ月程度かかることが予想されるが、食料やトイレ、明かりの確保についてどうするか〕〔④日頃から備えておきたいもの、あると便利な物〕について、それぞれの地区に分かれてディスカッションを行いました。どのグループも自分たちの状況と照らし合わせながら、「子どもの分だけでも備蓄しておいた方がいいかな」「食べなれている物があると安心だよね」「在宅避難でも支援物資だけもらって帰れるのかな?」等、活発に意見を出し合いながら話し合いを進めていました。アンケートでも、『日頃の備えの重要性を再認識しました』『防災への意識も高まり、良い機会となりました』『さっそく子ども用のリュックを用意しました』等の感想をいただきました。施設でも、毎月避難訓練を実施しております。引き続き子どもたちと共に安全な避難の仕方について考えながら、災害への備えを整えていきたいと思います。ご家庭でも講話や引き渡し訓練を機会に、考えるひと時としていただけましたら幸いです。
園長 二村 郁枝