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11月の聖句

「地はお造りになったものに満ちている」 詩編104編24節


聖隷三方原病院   池谷明高
 
 小学生の頃、ナイフで鉛筆を削ったり、プラスチックの部品に穴を空けて組み合わせ、好きなものを作っていました。子供ながら創るという喜びを味わっていたように思います。私達の人生も、実はこの創造性に満ちているのではないでしょうか。
 聖書では、この世界は神様が創造されたものとされています。この世界にあるものすべてに意味があり、神様にとってかけがえのない存在だということです。勿論それ自身だけでは意味は分かりません。互いの関係の中で、その意味や働きは見えてきます。
 ミニカーのタイヤは、車とつながることで車体を支え、また回転し、前進させるという大事な働きを担います。人形の手足も、体の一部となって初めてその役割が見えてきます。私達人間は、イエス・キリストを頭とする体の一部(肢 えだ)だと聖書では言われています。生きている、働いている意味は、人との関わり、誰かを助け支えることを通して見えてくるのです。
 人間という存在、社会や歴史の中で、私達は子供であれ大人であれ、それぞれに大切な働きを担っています。どんな意味、働きを持っているのかを関わりの中で見出し、何かを創り出すことと共に、その喜びを子供達と一緒に味わいたいものです。