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感染予防の基本は「正しい手洗い」から!毎日の手洗いで感染症を防ぎましょう


「手洗いは大切」とよく耳にしますが、正しい方法でできていますか?
私たちの手には、目には見えない細菌やウイルスが付着しています。手で口や鼻、目などを触ることで体内に入り、人から人へ感染が広がる「接触感染」の原因になることがあります。
手洗いは、この接触感染を防ぐために最も基本的で効果的な感染対策です。
しかし、手を何回洗っても正しい手洗い方法ができていなければ感染は防ぐことができません。
風邪やインフルエンザ、ノロウイルス感染症、食中毒の原因となるO-157など、多くの感染症は正しい手洗いによって予防につながります。

洗い残しを防ぐ「正しい手洗い」のポイント

次の順番を意識して40~60秒かけて丁寧に洗いましょう。

①手のひら: 流水で手を濡らし、十分な石鹸をつけて手のひら同士をよくこすります。
②手の甲: 右の手のひらを左の手の背にあてます。手の甲を伸ばすように、右の手でこすります。逆も同様
③指の間: 両手の指を組み、指の間をこすり洗いします。
④(連結器のように)連結させた指で指の後ろを反対の手のひらに当てます。
⑤親指: 右の親指を左手で握り、ねじるように洗います。逆も同様
⑥指先・爪の間: 右手の固くした指で左の手のひらの中で、前後しながら回転させてこする。逆も同様
⑦流水で石鹸をしっかり流し、清潔なタオルやペーパータオルで水分を完全に拭き取ります。

アルコール消毒だけでは不十分?

感染予防のために欠かせない手洗いですが、「アルコール消毒をすれば手洗いはしなくてもいいの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
Q&Aで正しい知識を身につけましょう。

Q:目に見える汚れがある場合、アルコール消毒をすれば手洗いは不要ですか?

Aアルコール消毒だけでは十分な効果が期待できません。アルコールは、タンパク質が多量に存在する汚れに対して、そのタンパク質の表面を凝固させるため、タンパク質の内部まで浸透しません。
また、ノロウイルスはアルコールが効きにくいウイルスです。下痢や嘔吐をしている人の介助をした後や、その周囲の環境に触れた後は、目に見える汚れがなくても、石けんと流水で丁寧に手を洗いましょう。

毎日の正しい手洗いが大切な人を守ります

手洗いは、自分自身を守るだけでなく、家族や周りの人への感染を防ぐことにもつながります。
外出先から帰宅したときや食事の前、トイレの後など、日頃から正しい手洗いを習慣にして、感染症を予防しましょう。
執筆者:特定看護師(術中麻酔管理領域) 中嶋
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