緩和ケア病棟

緩和ケアについて

「緩和ケア」は、がんと診断された時から行う、がんによる苦痛を和らげるためのケアです。
がんで悩む患者さん本人やご家族に寄り添い、自分らしい生活が送れるよう支援します。

当院の緩和ケア活動の歩み

当院の緩和ケア活動は、2005年7月に一般病棟の一部を利用して始まりました。地域の高いニーズに応えるため、2007年6月には専用病棟として改修し、2008年6月に印旛保健医療圏で初の緩和ケア病棟の承認施設となりました。
2020年4月以降、新型コロナウイルス診療の関係で病棟運用を一時休止し、一般病棟での診療を続けてまいりましたが、2025年11月1日より緩和ケア専用病棟として再開いたしました。

緩和ケア病棟について

がんに伴う様々なつらさを和らげるための病棟です。

個室のご利用料金は、14,850円(税込)からとなっております。

専任医師1名、兼任医師5名

当院の緩和ケア病棟の特徴

全室個室の静かで落ち着いた環境
患者さんのプライバシーに配慮し、安心して療養に専念できる環境を整えています。ご家族との時間も大切にしていただけます。
専門医らによる苦痛症状の緩和
がんによる痛みやつらさを和らげるため、放射線治療や神経ブロックなども含めた苦痛を緩和するための専門的な治療を積極的に行います。
充実したリハビリテーション
病状に合わせて、身体機能の維持や拘縮予防のための専門的リハビリテーションを専門スタッフがサポートします。
多職種によるきめ細やかなサポート
緩和医療科医師、病棟看護師を中心に関連する診療科の医師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、歯科衛生士、ソーシャルワーカーなど、多様な専門家がチームとなって、患者さんやご家族の方が抱えるつらさをサポートし、ご意向やご希望を大切に考えながらケアに努めます。
ご家族も安心できる設備
ご家族が利用できる談話室や家族控室、キッチンもご用意しています。

設備について

緩和ケア病棟では、患者さんやご家族に寄り添い、自分らしい生活を送れるよう全室個室となっております。
また、ご家族が利用できる談話室、家族控え室、キッチンも備えており、ご家族との時間も大切にしていただけます。
患者さんのプライバシーに配慮し、安心して療養に専念できる環境を整えています。

病室

病棟談話室

対象となる方

当院の緩和ケア病棟への入院は、以下の患者さんを対象としています。

緩和医療科を受診されており、判定会議にて受け入れ可となっている。
がんに伴う身体的苦痛、精神的苦痛などにより主治医より入院が必要と判断されている。
患者さん及びご家族が主治医により病名、病状の説明を受け、緩和ケア病床の方針を理解し、入院を希望している。
希望される方は当院緩和医療科を受診してください。受診の流れは緩和医療科ページをご確認ください。

緩和ケア外来を受診された患者さん、ご家族さまへ

緩和ケア外来の通院および、緩和ケア病棟の入院に際しては、受診時に確認した事項をもとに判定会議を行っています。
判定会議は毎週木曜日に実施しており、その結果については 1週間以内にお電話でお知らせしています。

緩和ケア外来受診 → 判定会議（木曜日）→ 結果の連絡
※多くの場合、金曜日の午前中ですが、判定会議から 1週間以内に担当者より必ずご連絡いたします

判定会議で可となった後の流れ

緩和ケア外来の通院を希望される場合は、お電話の際に次回の予約をお取りします。
緩和ケア外来は月曜・水曜・金曜の午後となっていますので、ご希望をお聞かせ下さい。
入院をご希望の場合は、ベッドの空いている状況や体調等を考慮して日にちをご相談させていただきます。
また、現在入院中の場合は、病院間で転院の日程を調整致します。