各職場からのメッセージ
A3病棟
消化器疾患の確定診断を行うための検査入院や痛みや吐き気などの消化器症状のコントロールを行う患者さん、検査の結果により治療(内視鏡治療、外科手術、化学療法、放射線療法など)が必要となる患者さんが入院されます。また積極的な治療ができず、緩和ケアを中心とする患者さんも入院されます。看護師は、診断、治療、終末期のすべての経過を患者さん・家族とともに寄り添い、患者さんが抱えている苦痛や不安を少しでも和らげられるように多職種で協働し支援しています。A4病棟
循環器科はカテーテル検査や治療、心不全治療、CCUでの超急性期を脱した後などのさまざまな患者さんや、泌尿器科は全身麻酔で手術する患者さんが多く入院されています。患者さんの不安を軽減し、安心・安全に検査や治療などが行われるよう早期発見・対応に努め、早期からの退院調整や再発予防のための生活指導など、多職種と連携して患者さんに合わせた支援を行っています。A5病棟
呼吸器内科では、呼吸器疾患の急性増悪期から癌なども含めたターミナル期まで幅広い病期の患者さんに対して、患者さん・家族に寄り添った医療・看護を提供しています。消化器外科では局所麻酔下で行われる手術の患者さんが入院されています。2泊3日と短い入院期間の中で、手術の準備から円滑な退院を支援しています。
B2病棟
リハビリテーション科・泌尿器科・脳神経外科・脳卒中科・眼科・救急科・内科・皮膚科・整形外科・麻酔科の混合病棟です。手術・検査等の急性期から回復期まで幅広い医療を必要とする患者さんが入院されています。日常生活機能の向上のために、日々多職種と協働してさまざまな疾患の患者さんにあったケアを提供しています。B3病棟
消化器外科では、消化器疾患で手術を受けられるの患者さんが入院されてます。心臓血管外科では、心臓の手術を受けられる患者さんが入院されています。一般病棟と集中治療の院内ICUがあり、院内ICUでは集中的な治療とケアのため多くの医療器機に囲まれた特殊な環境の中、患者さんが早く一般病棟へ戻れるようリハビリや日常生活の援助を行っています。病棟では、患者さんとご家族が望む治療を受けられるよう、精神的なサポートから退院に向けての生活指導など、多職種と協働し支援をしています。B4病棟
脳神経外科、脳卒中科の病棟です。脳血管疾患(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)の他、脳腫瘍、頭部外傷、てんかんなど、主に「頭」のご病気をもった患者さんが入院されています。ご病気によっては、片方の手足に麻痺がある、お話が難しくなるなど、障害が残る場合もあります。そのような患者さんへ日常生活の援助からリハビリテーションまで、幅広く看護師がお手伝いします。また、医師やリハビリ訓練士、薬剤師、栄養士、社会福祉士など多くの職種と協力して、退院後に患者さんやご家族が望む生活が送れるよう、患者さんの意思を大切にしながらサポートしていきます。
B5病棟
呼吸器外科では、肺癌や縦隔気腫、気胸・膿胸などの肺疾患の患者さんが、検査や手術のために入院されています。術後は胸腔ドレーンが挿入されている方が多いですが低侵襲での手術も増えており、積極的にリハビリを行い、入院期間が短くなっています。呼吸器内科では、肺炎、COPDや間質性肺炎などの慢性呼吸器疾患の方が入院しています。肺癌のため、化学療法や放射線治療を行う患者さんもいます。入院早期から退院後を見据えた退院支援、患者さんに寄り添った看護を提供しています。
C2病棟
産科は切迫早産の妊婦さんや産婦さんが入院されています。病棟と外来がセンター化しているので、妊娠中から係わることで継続した看護を実現しています。また、院内助産「たんぽぽ」では助産師の専門性を発揮してお産のお手伝いをしています。NICUでは小さく産まれたお子さんや病気のお子さんをお預かりしています。その他に婦人科、眼科、外科、整形外科もあり、女性のライフステージすべてに対応し退院後も見据えた看護を提供することを大切にしています。C3病棟
救急救命センターは、救急外来・ICU・CCU・PICU・病棟の5つのセクションがあります。重症外傷や急性心筋梗塞、脳卒中など外因・内因問わず重症な患者さんに対し高度な医療を提供します。急性期を過ぎた後は、患者さんに合わせて退院後の生活をイメージした生活指導や在宅調整を行い、安心して退院できるよう支援しています。C4病棟
C4病棟では血液内科、腎臓内科、内分泌代謝科などの慢性疾患患者さんが入院しています。患者さんに応じて検査や化学療法、輸血療法、透析導入、糖尿病教育、緩和ケアなど多岐にわたる看護を実践し、患者さんに安心して治療を受けていただけるように支援しています。また、患者さんが治療を継続しながらその人らしく過ごせるよう、医師、看護師、リハビリ訓練士、薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど地域を含めた多職種が協働して支援しています。C6病棟
精神科救急・合併症病棟では統合失調症、双極性感情障害、うつ病、食行動障害および摂食障害の治療を目的に入院される方を受け入れています。精神症状は他者に理解してもらうことが難しいことがあります。スタッフは患者さんが安全に治療を受けられ、安心して療養できるように支援を行っています。F3病棟
腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、頸椎症や頚髄損傷など頸椎・腰椎の脊椎疾患、腱板損傷などの肩関節の疾患、転倒・転落や事故などに伴う四肢骨折・四肢切断・挫創・皮膚欠損などの多発外傷など、整形外科全般における手術目的や治療目的の患者さんが入院しています。手術前~手術後のケアだけでなく、退院後の生活を見据えた退院調整を患者さん・家族と一緒に考えサポートしています。F4病棟
主な診療科は小児科・耳鼻咽喉科・形成外科になります。小児科は肺炎・喘息から小児特有の疾患、耳鼻咽喉科は、感覚器の不調の治療を行う患者さん、周手術期から終末期の患者さん、形成外科は顔面の骨折、やけど、できものの切除等、目に見えるいろいろな部位の治療を必要とする患者さんが入院しています。また診療科にかかわらず、小児期の患者さんはすべて受け入れています。入院される患者さんの年齢・疾患もさまざまで幅広い知識が求められますが、患者さん、家族、付き添いの方が安心して過ごすことができるよう医師・看護補助者・保育士、多職種と協働し支援しています。
F5病棟
整形外科の人工関節手術や結核、感染症など急性期から慢性期までの幅広い医療を提供しています。整形外科には、股関節・膝関節を人工関節にする手術や大腿骨の骨折で緊急入院・手術を受ける患者さんが主に入院されます。結核病床には、治療や内服管理が必要な患者さんが入院されます。高齢な方であっても、安心して入院生活が送れるようにスタッフ全員で協力しています。また、院内の多職種や地域の専門職とも連携し、入院中から次の療養先でも適切な治療を継続できるように支援しています。F6病棟
腫瘍センターは、入院病棟・外来化学療法室・化学療法外来・放射線治療科の4つの部門で連携しながら、患者さんの治療を行っています。がん治療や緩和ケアは、終末期だけでなく、治療の初期段階からサポートが始まります。安心して治療を継続していだたけるように、医師・看護師・薬剤師・理学療法士等多くの専門職がチームで協力し患者さん一人一人に寄り添っています。
私たちは、患者さんが「自分らしく前向きに治療に向き合える」ことを大切にし、日々の暮らしや心のケア、生活の質に目を向けています。安心して治療に専念していただけるよう、スタッフ一同努めています。
ホスピス
「ホスピスでは、からだとこころのつらさを和らげ、患者さんやご家族の大切にしていることを尊重して有意義に生きぬくことができるように隣人愛で支えていきます」医師、看護師をはじめとしたスタッフとの信頼関係を基盤に、総合病院内にあるという特色を生かして、それぞれの方に最も適した治療を、ご本人およびご家族の希望に沿って進めていきます。生活面では患者さん一人一人の生活パターンを尊重し、心穏やで心地のよい毎日が過ごせるようにお手伝いします。
手術室
手術室は、年間7,000件を超える手術を受け入れています。ダヴィンチ手術(ロボット支援手術)やカテーテル治療など日々進化していく医療に対応できるよう日々努力しています。
数ある治療法の中から手術という治療法を選択した患者さんの気持ちを尊重し、麻酔中であっても患者さんの「声」を聞きながら、手術看護を展開し、安全な手術環境を提供しています。
おおぞら療育センター1号館
おおぞら1号館は、「あすか」「すばる」の2つのゾーンに分かれています。医療的ケアの必要な方や知的障害のある方などさまざまな利用者さんが過ごされる場所です。看護師・生活支援員の混合病棟であり、利用者さんに安全・安心な看護と生活を提供するために協働しています。利用者さんの障がい像や医療度に合わせ看護師は医療的ケアの分野を、生活支援員は生活の分野とそれぞれが得意とする分野を中心に利用者さん一人一人に対して、個の尊厳を護り、質の高い看護と生活を提供しています。おおぞら療育センター2号館
おおぞら2号館は「うらら」「こだま」「はるか」の3つのゾーンに分かれています。知的障害と運動障害のある、小児から高齢者と幅広い年齢層の利用者さんが医療的ケアを受けながら生活しています。外出や季節ごとの行事の開催、小児の利用者さんには知育活動を行うなど、利用者さんが楽しく生活できるよう生活支援員と看護師が協働しています。利用者さんの障害に即した医療と質の高い生活を提供しています。おおぞら療育センター3号館
おおぞら療育センター3号館は、「ほくと」「ほのか」「あおば」の3つのゾーンに分かれています。人工呼吸器や経管栄養など重度な医療的ケアが必要な方や知的障害のある方などさまざまな利用者が生活しています。それぞれ、障がい像・医療度に合わせ、生活援助をしています。ゾーン間お互いに協力をしながら利用者さん一人一人に対して、個の尊厳を守り障害に即した医療と質の高い生活の支援をしています外来
外来には、1日1,000~1,500人の患者さんが来院されます。地域のかかりつけ医から紹介された初診患者さんをはじめ、入院を予定されている方、退院後に通院される方など多くの患者さんに関わっています。そのため、入院支援室・退院支援室・在宅支援室・病棟など多部門と連携し、地域で生活する患者さんに安全で質の高い医療の提供ができるよう日々関わっています。また、在宅療養中の患者さんの病気の不安や困りごとに関して外来スタッフが医師と協力し、患者一人一人に丁寧に対応できるよう心掛けています。育児や介護を行う看護スタッフも多く、働きやすい職場環境づくりを行っています。画像外来
内視鏡室では、内視鏡による検査・治療を行っています。入院中の方のみでなく、通院で検査を受ける方も多くいます。事前の検査説明から、検査・治療が終了するまで、患者さんが安心して検査・治療が受けられるように支援を行っています。血管造影室では、循環器科によるカテーテル治療、脳外科による脳血栓回収や、脳動脈瘤コイル塞栓術などが実施されます。テレビ室では、ミエログラフィー、尿管ステント留置、気管支鏡、各種ドレナージ術などが実施されます。医師のみでなく、多職種と連携し安全な検査・治療の提供に努めています。透析室
血液透析は、さまざまな病気で腎臓の機能が低下した患者さんの血液を、機械を使ってきれいにする治療方法の一つです。当院の透析室には44床のベッドがあり、1回4時間かけて行う治療を週3回実施しています。約90名の患者さんが外来通院しています。また、他院の透析患者さんが、入院が必要になった場合に透析を行っています。透析と共に生きる患者さんの個々に合わせた療養支援を腎臓内科医師、臨床工学技士と協働して行っています。看護相談室
看護相談室の看護師は、患者さんのご家族が療養生活を送る上で直面する問題の解決を支援したり、地域関係機関の方々からのお問い合わせや相談に対応しています。看護相談室はよろず相談地域支援室の中にあり、地域医療連携室の事務職員、医療相談室の医療ソーシャルワーカー・精神保健福祉士とともに、それぞれの専門性や役割を生かしながら多職種で療養支援、相談対応をしています。専門・認定看護室
専門認定看護室は直接皆様が利用する場所ではありませんが、病棟や外来に所属していない専門看護師や認定看護師4名が在籍し、医療チームのいちメンバーとして、外来や病棟で皆様を支援しています。専門看護師とは、『特定の専門看護分野において、高度な知識と技術を持ち、卓越した看護を実践できる看護師』、認定看護師とは『特定の看護分野において熟練した知識と技術を持ち、質の高い看護を実践できる看護師』で日本看護協会が認定した資格です。
老人看護専門看護師、がん看護専門看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師(2名)が自分たちの専門分野で技術や知識を生かして皆様をお支えします。
