職場紹介
組織概要
組織図
当院薬剤部の主な業務は調剤・製剤・化学療法・医薬品情報(DI)管理・薬剤管理指導(病棟)・薬品管理に分かれ、薬剤部関連業務として治験があります。

2025年4月1日現在
職員数(薬剤師のみ)
63名
- 薬剤師:50名
(正職49、アルバイト1) - 薬剤事務:4名
- 薬剤助手:9名
男女比(薬剤師のみ)
32%
68%
平均年齢
36.5歳

出身大学
2025年4月1日現在
| 静岡県立 | 8 | 帝京平成 | 2 | 国際医療福祉 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|
| 昭和薬科 | 5 | 大阪薬科 | 2 | 福山 | 1 |
| 愛知学院 | 5 | 徳島文理 | 1 | 岐阜薬科 | 1 |
| 名城 | 3 | 北海道薬科 | 1 | 北里 | 1 |
| 金城学院 | 3 | 武蔵野 | 1 | 東北薬科 | 1 |
| 同志社女子 | 2 | 横浜薬科 | 1 | 近畿 | 1 |
| 東京薬科 | 2 | 星薬科 | 1 | 京都薬科 | 1 |
| 日本 | 2 | 帝京 | 1 | ||
| 昭和 | 2 | 神戸薬科 | 1 |
スタッフ紹介
業務紹介
調剤業務
業務内容

主に入院患者さんの薬を処方せんに基づき調剤します。
有効かつ安全な薬物療法を行うために、年齢や体重、腎機能などから、用法用量、相互作用等を確認し、正確な調剤を行います。窓口では患者さんに薬の説明書をお渡し、説明を行っています。お薬手帳に薬の管理や震災時でも使用薬剤が把握できるよう、薬のシールを貼っています。
有効かつ安全な薬物療法を行うために、年齢や体重、腎機能などから、用法用量、相互作用等を確認し、正確な調剤を行います。窓口では患者さんに薬の説明書をお渡し、説明を行っています。お薬手帳に薬の管理や震災時でも使用薬剤が把握できるよう、薬のシールを貼っています。
日本語が分かりづらい場合は、英語、ポルトガル語、スペイン語の3カ国語の使用説明書をお渡しします。
外来患者様の約90%が院外処方となっています。かかりつけの保険薬局を決めることで、薬の飲み合わせや重複などがチェックされ、より安全に薬を服用することができます。
外来患者様の約90%が院外処方となっています。かかりつけの保険薬局を決めることで、薬の飲み合わせや重複などがチェックされ、より安全に薬を服用することができます。


病棟業務
業務内容

入院中の患者さんの病室にうかがって説明をすることで、患者さんが正しい使い方を知って、間違いなく薬を使用できるようにひとりひとりに合わせた指導を心がけています。また、薬に関する疑問や質問にもお答えします。糖尿病、がん、緩和領域などでは認定薬剤師が医療チームの一員として専門的な知識の基、より深く介入し薬の治療効果の向上や苦痛などを症状の緩和ができるよう細やかな患者対応をしています。
また、直接的な指導だけではなく、薬歴・検査データなどをみながら、相互作用(飲み合わせ)や副作用などをチェックし、薬が効果的かつ安全に使用されるように介入しています。
薬物の血中濃度を解析ソフトを用いて、患者さんに最も適する投与量、投与間隔を医師へ提案しています。
当院精神科の特色と、薬剤師の関わりについてご紹介いたします。
薬物の血中濃度を解析ソフトを用いて、患者さんに最も適する投与量、投与間隔を医師へ提案しています。
当院精神科の特色と、薬剤師の関わりについてご紹介いたします。
- 精神科救急医療
精神科担当薬剤師は、入院前の薬剤使用状況を確認し、入院後の治療・薬剤調整が安全に効果的に行われるよう、薬学的管理を行っています。
- 精神科身体合併症医療
精神科担当薬剤師は、精神科領域で使用する薬剤だけでなく、薬剤使用全般に関わるジェネラリストとして介入しています。
- 地域精神医療
精神科担当薬剤師は、チーム医療の一員として、治療抵抗性統合失調症に対するクロザピン治療や、心理教育をサポートしています。患者さんの症状が改善し外泊をされるときには、外泊時のお薬の管理を支援しています。退院後も、患者さんが症状の悪化なく生活するためには、お薬を継続して使用することが重要であり、使用継続できることを目標とした支援を行っています。
- 災害派遣精神医療チーム静岡DPAT指定病院
がん薬物療法業務
業務内容
がん薬物療法を受ける患者さんが期待する効果が得られ、安心・安全に治療継続できるよう、他職種と協力して様々なサポートをしています!
- 内服状況向上維持による治療効果確保
- 入院/外来でがん薬物療法を受ける患者さんへ初回説明と継続介入
- 保険薬局と連携した副作用の早期発見と支持療法の適正使用による重篤化回避への取り組み
- エビデンスと倫理の妥当性を考慮したレジメン管理


医薬品情報業務
業務内容
薬剤部の”顔”として医薬品に関する相談に対応しています。
- 医薬品情報の収集・整理・共有・提供
- 各種問い合わせへの対応
- 適正使用への対応(院内フォーミュラリー作成/DI NEWSによる代替薬の紹介など)
- 医薬品データベースの構築(問い合わせ内容/採用薬に関する各種情報のデータ収集

製剤業務
業務内容
- “ニーズがあるのに採算が合わないなど種々の理由で製品化されていない”
そんな院内製剤品を日々調製しています!注射薬のアンプル封入は職人技です。 - 感染リスク低減のため中心静脈栄養用の輸液の調整を無菌的に行っています。


薬品管理業務
業務内容
医薬品ごとに適切な保管や使用期限の確認を行うことで、
安心かつ安全な医薬品を提供できるよう品質管理を行っています。
また、適正在庫に努めることで円滑な治療を行えるよう在庫管理も行っています。
医薬品の価格交渉や後発医薬品への切り替えなどを通して医薬品費を抑制させ、病院経営にも関与しています。
安心かつ安全な医薬品を提供できるよう品質管理を行っています。
また、適正在庫に努めることで円滑な治療を行えるよう在庫管理も行っています。
医薬品の価格交渉や後発医薬品への切り替えなどを通して医薬品費を抑制させ、病院経営にも関与しています。

治験・臨床研究業務
業務内容
治験・臨床研究の科学性・倫理性・信頼性を確保するための支援をしています。
患者さんに直接関わる仕事として、患者さんに詳細な説明を行い、相談・質問に対応し、安心して参加していただけるように努めています。
間接的な仕事として、患者さん・病院の各部門のスケジュール調整や院外の関係者などへの連絡を通して、円滑に実施されるように橋渡しの役割も担っています。
私たちは、治験・臨床研究に参加していただく患者さんの厚意に感謝しながら、人権や安全が守られるようなサポートしています。
患者さんに直接関わる仕事として、患者さんに詳細な説明を行い、相談・質問に対応し、安心して参加していただけるように努めています。
間接的な仕事として、患者さん・病院の各部門のスケジュール調整や院外の関係者などへの連絡を通して、円滑に実施されるように橋渡しの役割も担っています。
私たちは、治験・臨床研究に参加していただく患者さんの厚意に感謝しながら、人権や安全が守られるようなサポートしています。

その他
血中濃度解析
業務内容
薬物の血中濃度を解析ソフトにてシミュレーションし、患者さんに最も適する投与量、投与間隔を医師へ提案しています。血中濃度解析を必要とする薬品には、副作用を生じやすい薬、投与量の調節が難しい薬などがあります。現在薬剤部では、MRSA治療注射薬剤(バンコマイシン/テイコプラニン/ハベカシン)、アミノグリコシド系薬(ゲンタマイシン/カナマイシン/トブラシン)などの濃度解析をおこなっています。

吸入指導
業務内容
昨今、呼吸器疾患の治療において吸入薬は主要な役割を担っています。一方で吸入薬の有効性、安全性は吸入手技に大きく依存しており、吸入手技獲得の為の指導(吸入指導)の重要性は国際的なガイドラインにも明記されています。
そのため当院では、吸入指導依頼書を用いた病薬連携の運用を2018年5月より開始することとなりました。
そのため当院では、吸入指導依頼書を用いた病薬連携の運用を2018年5月より開始することとなりました。
業務実績
| 項目 | 2024年度実績 | |
|---|---|---|
| 処方箋枚数 | ||
| 入院処方せん | 160,852枚 | |
| 院内処方せん | 16,801枚 | |
| 院外処方せん | 110,752枚 | |
| 院外処方率 | 87.7% | |
| 採用薬品数 | ||
| 内服 | 624品 | |
| 外用 | 241品 | |
| 注射 | 465品 | |
| DI室への問い合わせ件数 | 506件 | |
| 抗がん剤調製処方管理件数 | 6,761件 | |
| 薬剤管理指導料 | ||
| 算定件数 | 薬剤管理指導料1 | 4,271件 |
| 薬剤管理指導料2 | 9,765件 | |
| 合計 | 14,036件 | |
| 取扱い人数 | 9,753人 | |
| 病棟薬剤業務実施加算 | ||
| 加算1 | 40,625件 | |
| 加算2 | 8,347件 | |
| 持参薬鑑別数 | 23,215件 | |
| プレアボイド報告数 | 133件 | |
| TDM実施報告件数 | 413件 | |
| 後発医薬品使用割合(2025.03) | 89.4% | |
施設認定
| 日本医療薬学会 | がん専門薬剤師研修施設(基幹施設) |
|---|---|
| 日本病院薬剤師会 | がん薬物療法認定薬剤師研修施設 |
| 日本臨床腫瘍薬学会 | がん診療病院連携研修病院 |
| 日本緩和医療薬学会 | 緩和医療専門薬剤師研修施設 |
| 日本緩和医療薬学会 | 地域緩和ケアネットワーク研修施設 |
| 日本医療薬学会 | 医療薬学専門薬剤師研修施設(基幹施設) |
| 日本医療薬学会 | 地域薬学ケア専門薬剤師研修施設(基幹施設) |
学術実績
| 発表タイトル | 学会・講演名 | |
|---|---|---|
| 2019年度 | CQI活動による製剤業務の省力化 ~たいむいずまねー~ |
第47回 聖隷三方原病院 病院学会 2019.11浜松市 |
| 聖隷三方原病院における免疫チェックポイント 阻害剤の副作用発現頻度に関する調査 |
日本医療薬学会年会/2019.11/福岡 | |
| アミオダロン塩酸塩静注静脈静脈内投与による静脈炎発症の危険因子解析 | 日本医療薬学会年会/2019.11/福岡 | |
| 摂食嚥下障害患者の安全な服薬を目指して ~硫酸バリウム製剤(錠剤・カプセル)運用の取り組みとその使用状況~ |
"日本医療薬学会年会/2019.11/福岡 静岡県病院薬剤師会西部支部例会/2020.1/浜松" |
|
| ラメルテオン・スボレキサント内服によるせん妄減少効果の検証 | 日本医療薬学会年会 2019.11 福岡 | |
| 当院におけるG-CSF製剤の使用状況の調査 | 日本医療薬学会年会 2019.11 福岡 | |
| ゲンタマイシンのiMAP投与において腎機能障害を起こした1例 | 日本医療薬学会年会 2019.11 福岡 | |
| ボリコナゾールによる幻視が疑われた症例への関わり | 日本医療薬学会年会 2019.11 福岡 | |
| 酢酸亜鉛水和物(ノベルジン®)の 使用実態とNSTの関わり | 第35回日本臨床栄養代謝学会学術集会 2020.2 京都 |
|
| 2020年度 | 患者が求める病院薬剤師の業務内容に関する調査研究 | 日本医療薬学会/2020.10-11/web |
| ウリナスタチン膣坐剤の原料変更による臨床への影響 | 日本医療薬学会/2020.10-11/web | |
| 当院薬剤師外来のがん治療への関わりによる意義 | 日本医療薬学会/2020.10-11/web | |
| 心不全患者の服薬管理方法に影響する関連因子の検討 | 日本医療薬学会/2020.10-11/web | |
| インフルエンザ治療の院内マニュアル改定による処方動向への影響 | 日本医療薬学会/2020.10-11/web | |
| 薬薬連携における退院指導書の現状調査 | 日本医療薬学会/2020.10-11/web | |
| 2021年度 | 嚥下機能の低下した高齢者へ他職種で介入した症例 | 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部 合同学術大会2021《WEB開催》 |
| ナルデメジン服用説明書を用いた服薬指導の取り組み | 第14回日本緩和医療薬学会年会2021.5《WEB開催》 | |
| 当院におけるテリパラチド製剤 (テリボン®皮下注) の使用状況報告(第2報) | 日本骨粗鬆症学会第23回学術集会 2021.10《WEB開催》 | |
| 2022年度 | 注射薬支援システム導入による有用性の評価 | 第63回全日本病院学会in静岡 2022.10 浜松 |
| HIF-PH阻害薬がHb値改善に及ぼす効果と 医療経済効果に関する影響 |
日本腎臓病薬物療法学会/2022年10月29~30日/長崎 | |
| 当院における制吐薬の運用 | 2022年度 アロカリス発売記念講演会 in Hamamatsu/2022年9月2日/浜松 | |
| がんによる神経障害性疼痛に対するオキシコドン、プレガバリン、およびタペンタドールの有効性と安全性の比較 | 第15回日本緩和医療薬学会年会 2022.5 《WEB開催》 | |
| 当院精神科病棟での自己管理指導と今後の展望 | 第50回県西部PC研究会 | |
| 2023年度 | Trastuzumab Deruxtecanの適正使用のために理解しておきたいこと | がん薬物療法を学ぶ会 2023.10.2 浜松 |
| 共同研究機関が抱える問題に関するアンケート調査 | 第23回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2023in岡山 2023.9 岡山 |
| 論文タイトル | 雑誌・書籍名 | |
|---|---|---|
| 2021年度 | Retrospective multicentre study on the effectiveness of first-line direct-acting antivirals against hepatitis C virus genotype-1 | Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics 2022;00:1–8 |
