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理事長あいさつ

理事長 笹ヶ瀬 慶造

法人と佐久間町

社会福祉法人「さくま」は1996(平成8)年12月、当時静岡県内で最も高齢化の進んだ町「佐久間町」の高齢者福祉の担い手として誕生しました。そして特別養護老人ホームを中心にした高齢者福祉施設「さくまの里」を創設しました。
かつては林業や鉱業で栄えた佐久間町も、急速に過疎化が進んでいます。佐久間町だけでみるとすでに高齢化率60%を超え、後期高齢者の比率も3分の1以上で、全国でも有数の高齢化の進んだ中山間地域といえます。そこで私たちの法人の目指すものをご紹介したいと思います。

医療と介護・福祉の連携

この地域の最大の課題は、全国の将来予測をはるかに超えた高齢化に対する、医療・介護・福祉の供給体制の維持継続です。旧佐久間町立病院は、浜松市との合併により浜松市国民健康保険佐久間病院となり、救急ヘリコプター等による市内の中核病院との連携のもと、この地域の医療を支えています。そして高齢者の介護・福祉は町内唯一の社会福祉法人「さくま」が担っています。佐久間病院とさくまの里は距離的にも近く、業務上の連携も緊密で、施設入所者の医療は夜間においても適切に提供され、高齢者施設における医療としては他に類のない充実度です。生活の場である施設での「看取りケア」も適切に行うことができます。この関係は今後も最重要課題として継続していく所存です。

地域との強いつながり

佐久間町は古い歴史と厳しい環境の山間地ならではの地域の支えあいが特徴で、サービス利用者の方々も地域に支えられていて、私たちの法人も、この強い地域の方々とのつながりに支えられています。職員の多くも地元出身者で、いわば知人のケアを担当するといった温かい心のこもった人間関係を基礎としながら、教育を充実して専門性の高い福祉サービスを目指しています。このような地域との良好な関係は法人にとってかけがえのない大切な宝物です。

これからの課題

急速な高齢化・人口減少は、慢性的な職員不足を生み、我が国の介護の担い手不足が深刻化する将来像が先行している状況です。さくまの魅力を積極的に広報し、サービスのICT化を積極的に推進し、できるだけ長く働いていただける地元人材を確保していく必要があります。また、当法人の使命と存在意義を認識した上で、経営資源に見合う最適な事業規模を模索し、地域の潜在ニーズに着実に向き合いながら、安定性・永続性のある運営を目指してまいります。