聖隷佐倉市民病院は、千葉県佐倉市の地域に根差した中核病院。腎臓病・脊椎脊髄疾患・がん治療における高度な医療技術に対応。
このページの目次
日々の食事を治療につなげるため、糖尿病や脂質異常症、高血圧といった生活習慣病や、腎臓病、肝臓病など様々な疾患に対する食事のアドバイスをさせていただいています。
外来栄養相談室では、病状に応じて個人の食生活にあわせた具体的な提案を行うため、ふだん召し上がっている日常の食事について記録をお願いすることがあります。
胃切除後の方や、化学療法や放射線治療など治療方法によっては食事が思うように摂れない方、嚥下障害をお持ちの方、お子さんで食物アレルギーをお持ちの方の食事相談も行っております。
食事療法は大変なもの、辛いもの…というイメージがありますが、それが軽減できるように負担が最小限になるように相談に来られる方の日常生活を大切にしながら、分かりやすいお話を心がけています。10人いれば10通りの方法があると思っています。私たちがお手伝いできるのは、どんな食事がよいのか精一杯アドバイスしていくところです。食事療法で一番大切なのは、ご自身が「食事も治療のひとつ」と思っていただけるお気持ちです。長く負担なく継続するために、一緒に頑張っていきましょう。
栄養相談のペースは、1回で終了する方もいますし、1ヶ月に1回、2~3ヶ月に1回くらいのペースで通われる方もいます。ご自身のペースで通いましょう。
最近、少し血液検査の結果が悪くなってきたな…と思ったら主治医に相談し、栄養相談を受けてみませんか。
栄養相談の予約が可能な時間 | 毎週 月曜日~金曜日(完全予約制) 9:00 / 9:30 / 10:30 / 11:00 / 11:30 / 13:00 / 13:30 / 14:00 / 15:00 / 15:30 ( おひとり様1回30分程度を要します ) ※土曜日、日曜日、祝日、年末年始の外来栄養相談の予約はできません。 |
---|
ベッドサイドに管理栄養士が訪問し、個々の生活に応じた食事内容についてアドバイスをさせていただいています。定期採血後の検査データや食事記録に基づき食事内容が適正であるか評価し、自己管理のサポートを行っています。季節の行事や旬の食材について、また普段の食事で気になることなども気軽にご相談ください。
糖尿病に起因する人工透析の導入を予防していくため、糖尿病透析予防指導を開始しました。医師・看護師と共に管理栄養士が連携し、糖尿病性腎症早期から透析への移行を予防できるようにチームで取り組んでいます。
当院では腎臓病・糖尿病教室を定期的に開催しております。医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・理学療法士等で構成され、各専門分野のお話をわかりやすく説明しています。
どなたでも自由にご参加できます。
入院中に様々な疾患に対して管理栄養士が個別に食事の相談を行います。生活習慣病の治療や手術後の食事管理について、病院食を通して個々に応じた食事内容のお話をしています。
退院後に調理を担当される方にも食事療法への支援をお願いしたいため、同席していただくことがございます。
栄養相談は医師の指示があって初めて行うことができます。
気になる症状がある方は、主治医にご相談ください。
NST(栄養サポートチーム)とは、Nutrition Support Teamの頭文字をとった略称で、栄養管理を目的としたチームです。
栄養状態の改善を通して治療効果を高め、合併症の減少、ひいては在院日数の短縮、医療費の削減等に貢献する役割を担っています。患者一人一人の栄養状態を評価し、適切な栄養療法を実施します。栄養状態の改善に向け活動の幅を広げていくとともに、今後も、チーム一丸となりNST活動を通して治療効果を高めていくことを目指していきます。
また、NST活動と並行して、病棟専任管理栄養士、認定看護師、褥瘡チームや嚥下チームなどの専門チームと連携をとり栄養状態改善だけでなく病状改善にも努めています。
当院のNST構成メンバー | 医師・看護師・認定看護師・管理栄養士・薬剤師・検査技師 歯科衛生士・言語聴覚士・作業療法士・医療事務員 |
---|
・入院時に患者の栄養評価を実施し栄養不良患者の早期発見を行う
・NST栄養計画書を作成し、適切な栄養管理の実施を主治医に推奨する
・NSTカンファレンスの開催
・NST勉強会