グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


聖隷の訪問看護

S.Mさん


S.Mさん

不安や怖さはどこ吹く風。気づけば、訪問看護の「楽しい!」に共感できる私に

看護師1年目でも訪問看護師として活躍できる!?

「手に職を付けて、人の助けになる仕事を」。そんな思いから勤めていた会社をやめ、看護師の道を志しました。看護師は、女性として末長く安定して続けられる職業だと感じていましたからね。

そんな中、訪問看護に興味を持ったのは看護学校時代。在宅療養の患者様やそのご家族との信頼関係をじっくりと築くことができ、一人ひとりに合わせたケアができることに魅力を感じました。また、家庭や子育てと両立したライフスタイルに合わせた就業が可能なところにも惹かれましたね。

とは言え、当初は「まずは病院勤務で経験を積んでから」と考えていたのですが、聖隷の訪問看護ステーションであれば、看護師1年目から訪問看護師として活躍するための育成プログラムがあると知り、挑戦してみることにしたんです。進路を決める頃には、漠然とですが「私の生きる道は訪問看護だ!」と決意していました。

不安を感じることなく、訪問看護師人生がスタート

看護師としての経験やスキルに乏しいことがネックのように感じていましたが、実際に訪問看護ステーションに入職してみるとそんな不安はどこ吹く風。想像を上回るほどしっかりとした育成プログラム、そして、先輩の手厚いサポート体制により、とてもスムーズに訪問看護師人生をスタートすることができました。

最初の数ヶ月間は先輩と同行させていただき、疑問点は逐一質問するなどして、ひとつひとつやれることを増やしていった感じです。今でもそうですが、質問や相談を気軽にできる雰囲気がありますし、どんな些細なことでも的確なアドバイスをしていただけるので助かっています。

一人で抱え込んだり、悩んだりすることはなく、常にチームとして利用者様に接しているという心強さがありますね。また、一人ひとりに専用のタブレットが支給され、利用者様の情報などを簡単に入力したり、共有できるのも良いところです。訪問時に気付いたことや不安に思ったことをリアルタイムに共有できますし、フィードバックのスピードもとてもスムーズ。作業の効率化という面でもこのシステムは大きいなと感じています。

職場や先輩から「楽しい!」という雰囲気がすごく伝わってくる

まだ1年目ですが、思っていた以上に自身の成長を実感できています。最近では一人で訪問する機会が増え、訪問看護師としての自覚が一層芽生えてきました。「私一人で訪問して大丈夫だろうか?」という緊張や怖さみたいなものは今もありますが、意外と大丈夫でした(笑)。

私が担当する利用者様は、ご家族も含めてみなさん本当にやさしく接してくれるんですよ。新人なので、あえて敷居の低い訪問先を振り当ててくれているのかもしれませんけどね。でも、そうやって無理のない範囲で訪問看護のノウハウを習得でき、段階を踏んで一人前になっていける環境というのも、長年、訪問看護に従事してきた聖隷ならではではないでしょうか。仕事のストレスといったものもほとんど感じることがないので、ただただ訪問看護の魅力にハマっていく…というのが今の私の現状です。

先輩を見ていても、みなさん「訪問看護が楽しい!」という雰囲気がすごく伝わってきます。ある先輩は「私は一生この仕事を続けたいと思っている」とおっしゃっていましたが、私も同感です。もちろん大変なことも多いのですが、やればやるほど「楽しさ」が上回ってくるんですよ。やっぱり、私たちが心から「楽しい」と思っていないと、利用者様も本当の意味で心を開いてくれませんからね。思い出すのは、先輩との同行訪問で排便処置の仕方を教えてもらった時。その先輩は「私、この処置好きなんだよね」とニコニコしながら、まるでプレゼントを包むかのようにとても美しい排便処置を見せてくれたんです。その時に「あぁ、本当に楽しいからこそこんなすごい処置ができるんだな」って感動したのを覚えています。

足りない部分を成長させ、いつか訪問看護のスペシャリストに

今後向上させていきたいのは、対応力やコミュニケーション能力です。先輩を見ていると、利用者様やご家族の思いを引き出したり、ケアの進め方の説明がとても上手なんですよね。一方で私は、説明してもちゃんと伝わっていなかったり、利用者様が不安に思ってしまうような言い方をしてしまうケースが散見されます。

訪問看護の現場では、ちょっとした言葉遣いだったり、何でもない処置の仕方が、利用者様とのすれ違いを生み出す原因になったりするんです。そのため、もっともっと細かなディテールにこだわって、痒いところに手の届くような気配りができるようになっていきたいと考えています。そしていつかは「Sさんなら、どこに訪問しても大丈夫」と言われるような、そして、利用者様とご家族との強固な信頼関係を築いていけるような、そんな訪問看護のスペシャリストになれるよう努力を重ねていきたいです。