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聖隷の訪問看護

N.Yさん


N.Yさん

「人と関わりを持てる」を目指した先に、訪問看護の喜びと自身の成長を発見!

講義を通じて、訪問看護のイメージが180度変わりました

学生時代、訪問看護ステーションの方の講義を受けたのが、私の運命と結びつきました。「人と関わりを持てる仕事を」との思いで看護師を目指していた私にとって、訪問看護はぴったりの仕事だと感じたんです。

利用者様やご家族との距離が近く、じっくりと時間をかけてケアすることができる環境が魅力的でしたね。また、講義の内容もとても印象的でした。終始「訪問看護って楽しい仕事なんだよ!」というのが伝わってきて、それまで抱いていた「大変そう」「新人では無理かな」といった訪問看護のイメージが180度変わったんです。

実際に働いてみても、講義の内容そのままに本当に楽しい仕事だと感じていますし、だからこそ「もっと成長したい!」というモチベーションが途切れることがありません。加えて、訪問看護ステーションの業務はかなりICT化が進んでいるところも高ポイントだと感じています。タブレットなどのデバイスを活用したオンラインシステムが充実しており、利用者様情報の入力や共有がいつでも簡単にできるようになっています。

「小さなこと」を大切に、気づき、行動する意識を育んでいく

入職して2年目となり、現在は1日ひとりで訪問にまわる日も多くなってきました。まだまだ未熟な部分も多いのですが、先輩のサポートを受けながら日々の業務に取り組んでいます。

看護師が訪問していて、何か困ったことがあっても看護師同士ですぐに情報を共有し、解決策を考えていく体制になっているので「一人だから心配」ということはありませんね。先輩からも常に「どんな小さなことでも良いので、何でも報告しなさい」と言われています。この「小さなこと」というのが意外に大事だったりするんですよね。

各々が気付いた「小さなこと」に、各々違った視点や考え方を注入していくことで、利用者様にとってより最適なケアを多角的なアプローチから生み出していくことができるんです。私も最近になって、利用者様の表情の変化を逃さないよう注意できるようになったり、ご家族がお疲れのように見えたら「何かありましたか?」と声を掛けられるようになったりと、「何かしらの変化に気づき、行動する」ということを意識できるようになってきました。それでも先輩と比べると雲泥の差ですけどね。先輩を見ていると「何に困っている?」を引き出す力が秀逸なんですよ…(苦笑)。私もできるだけ早く同じレベルの観察力を手に入れたいですね。

利用者様との交流が、うれしさと次なる思考につながる

印象に残っているエピソードは、やはり利用者様との交流です。1年目から担当させていただいている利用者様からは「あ、今日はNさんか。うれしいな」って喜んでいただけたり、ちょっとした処置でも「以前より格段に上手になったね」と褒めていただけるようになりました。あと「俺を練習台にしてくれれば良いよ」とか(笑)。このような経験は素直にうれしいですし、同時に、利用者様から信頼されるためにはどうしたら良いか?を考えるきっかけにつながります。

あと、これは看護とは関係のないエピソードですが、一人で訪問するようになった最初の頃は、車の運転にかなり気を遣いました。訪問先によっては駐車スペースが狭かったりするので「ご自宅の塀にキズを付けてしまったらどうしよう…」とドキドキしながらハンドルを切っていたのを覚えています。訪問看護師はある程度の運転技術も必要だということです(笑)。

経験・スキルの向上とともに「人間力」も飛躍させたい

直近の目標は、携帯電話を持てるようになること。2年目の終盤~3年目になると、休日や夜間の緊急連絡に対応する“携帯当番”を任せてもらえるようになります。担当ではない利用者様からの連絡にも対応しなければいけないので、訪問看護師として一定の能力がないと務まらないんですよね。“携帯当番”を任せてもらえることは、訪問看護師として一人前の証のようなもの。できるだけ早く、そのステージに立ちたいなと思っています。

遠い未来の目標としては、特定行為研修など、自身のスキルアップにつながることに積極的にチャレンジしていくことですね。そして、利用者様やご家族の「こういう生き方をしたい」といったご要望に120%寄り添えるような看護ができる人材に成長できたらと考えています。また、訪問看護師としての経験やスキルだけでなく「人間力」の向上にも期待しています。病院勤務の看護師さんより訪問看護師の方が、圧倒的に「人間力」を養っていける環境にあると思うので、これからもいろいろな利用者様と接し、いろいろな会話やコミュニケーションをしていく中で、人間的にも大きく成長してたらうれしいですね。