2024年4月1日付で聖隷厚生園信生の施設長に就任いたしました石川明彦(いしかわあきひこ)と申します。聖隷厚生園は私にとってとても縁の深い施設です。31年前に初めて配属されたのが聖隷厚生園まじわりの家で、2年目からは信生寮の入所部門で仕事をさせていただき、厚生園のご利用者及び先輩職員から多くのことを学ばせていただきました。外出企画や、食事企画等のイベントもご利用者と一緒に楽しみ、現在の様な複雑な規制や制限もなく、今思えば良くも悪くもやりたいと思えば何でもできる時代だったかと思います。私の介護・福祉の原点が厚生園にあると言っても過言ではありません。その後、和合せいれいの里、森町愛光園で高齢者介護も学ばせていただき、聖隷厚生園信生寮に戻ってまいりました。
今年度は3年に1度の障害福祉サービスの報酬改定があり、様々なサービスが充実してくると共に制度が複雑化しているのが現状です。煩雑化する業務と人材不足の中で、自分たちが何のために仕事をしているのかを見失いそうなときもあるかと思いますが、そういった中で、ご利用者の本当のニーズは何か、地域で求められている厚生園の機能と役割は何なのかをしっかり見極めていく必要があると思います。
全国身体障害者施設協議会の倫理綱領には、「最も援助を必要とする最後の一人の尊重」「可能性の限りない追及」「共に生きる社会づくり」といった基本理念があります。聖隷の理念、厚生園の施設理念も併せて職員一人一人が原点に立ち帰り、誇りをもってご利用者のためにやりたいと思った支援ができるよう、これらの理念を継承していきたいと考えております。
今後ともご利用者・ご家族・地域の皆様方のご指導ご鞭撻のほどを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
今年度は3年に1度の障害福祉サービスの報酬改定があり、様々なサービスが充実してくると共に制度が複雑化しているのが現状です。煩雑化する業務と人材不足の中で、自分たちが何のために仕事をしているのかを見失いそうなときもあるかと思いますが、そういった中で、ご利用者の本当のニーズは何か、地域で求められている厚生園の機能と役割は何なのかをしっかり見極めていく必要があると思います。
全国身体障害者施設協議会の倫理綱領には、「最も援助を必要とする最後の一人の尊重」「可能性の限りない追及」「共に生きる社会づくり」といった基本理念があります。聖隷の理念、厚生園の施設理念も併せて職員一人一人が原点に立ち帰り、誇りをもってご利用者のためにやりたいと思った支援ができるよう、これらの理念を継承していきたいと考えております。
今後ともご利用者・ご家族・地域の皆様方のご指導ご鞭撻のほどを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
「信生」名前の由来
1938年(昭和13年)に信仰と生活社からの寄付により結核療養棟が建てられた。その信仰と生活社の名前を頂き信生館と名づけられた。
聖隷厚生園は、1978年複合施設として新たな歩みを始めたが、その時、保養農園時代に在った療養棟の名前を使用し、身体障害者療護施設を「信生寮」と名付けた。
聖隷厚生園は、1978年複合施設として新たな歩みを始めたが、その時、保養農園時代に在った療養棟の名前を使用し、身体障害者療護施設を「信生寮」と名付けた。