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聖隷クリストファー大学とコラボ!聖隷予防検診センターの人間ドック食


現在、聖隷予防検診センターでは、聖隷クリストファー大学看護学部の学生さんと「婦人科検診啓発企画(SGEプロジェクト※)」を行っています。今回、「SGEプロジェクト」の学生さんに婦人科系疾病予防のために「野菜を多めに・減塩に・脂質を控えた『健康的な食事』」として、人間ドック食「夏メニュー」の考案を依頼しました。
※SGEプロジェクトの略称: S…Seirei(聖隷)/ G…Gynecology(婦人科)/ E…Enlightenment(啓発)

考案されたメニューは、食欲アップにつながるよう見た目を意識し、季節を感じるよう夏食材(ナスやカジキマグロ)を取り入れ、さらに食べやすく「あんかけ」にし、健康を意識した薄味・・・という、将来栄養士を目指しているのかと感じるくらいに配慮されたメニューでした。提案されたメニューをヤタロー シェフと聖隷予防検診センター管理栄養士がアレンジし、「聖隷クリストファー大学看護学部の学生さん」&「株式会社ヤタロー」&「聖隷予防検診センターの管理栄養士」でコラボレーションをしたメニューが完成しました。

コラボメニューのご紹介

夏メニューお品書き

  • 発芽玄米ごはん
  • 味噌汁
  • 鶏むね肉のオーブン焼きラタトゥイユ添え  
  • メカジキの竜田揚げ甘酢あんかけ 
  • 夏野菜のサラダごぼうマリネドレッシング
  • 茄子と冬瓜の煮浸し 
  • ミルクプリンごまソース


①むね肉のオーブン焼きラタトゥイユ添え

鶏むね肉&皮なし肉にし、脂質量を抑えています。トマトソースの酸味を生かして食欲を引き出し、鶏むね肉の淡白な味に、トマトの汁気を加えることで食べやすくしています。

②カジキの竜田揚げ甘酢あんかけ

カジキマグロは6~8月が旬で栄養価が高い食材です。魚のパサツキを抑えるために、あんかけにして食べやすくしました。お酢は唾液分泌を促し、味覚や嗅覚を刺激して食欲をコントロールしている「脳の摂食中枢」に働きかけるといわれています。 同時に胃液の分泌を促して消化酵素のはたらきを活発にし、消化吸収をよくしています。

夏メニューを食べて夏バテ予防

「鶏むね肉」や「回遊魚のマグロ」には、「イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)」が含まれています。この物質は、疲労回復に導く抗酸化作用があり、現在、厚生労働省・食品や医薬品メーカー・大学の産官学連携で研究されており、サプリメントの開発が行われている注目のアミノ酸です。

人間ドック食お披露目会の様子

5月27日(水)に行われたドック食お披露目会の様子です。コロナ感染予防対策時期のため、ZOOMによるオンライン会議の報告会でしたが、学生さんの声を直接聞くことができました。コラボをした学生さんからは、「大学で学習した栄養学と、現在学習している生化学の知識を活かしてメニューを考案でき良かった。」「色々な年齢層の方にがんや健康について考えてもらえるように活動していきたい。」などの意見をいただきました。メニュー考案に参加したことが、健康支援への意欲向上につながったようです。
「若い知恵」と「プロの知恵」が融合した力作の夏メニューは、2020年6月1日(月)から提供開始です。8月31日(月)までの3ヶ月間の期間限定となります。人間ドック受診の際は、ぜひお食事もお楽しみください。
(原稿作成:聖隷予防検診センター 管理栄養士 池谷 佳世)