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『涼』を感じる食事


梅雨が明けると、暑い夏が始まります。現在、新型コロナウイルス感染者数が再び増加しており、自宅で食事を摂る機会が増えているのではないでしょうか。このような時期でも食事を楽しみ、食事から季節を感じていただければと思い、今月は『涼』を感じる食事についてご紹介いたします。

季節を感じる「かいしき」

「かいしき」とは、料理の下に敷く葉や紙のことをいいます。日本料理では、「かいしき」から季節を感じ、料理の美しさをさらに引き立てる役割があります。私は、かいしきを見ると料理と植物のコラボレーションが素敵で思わず食べる前に微笑んでしまいます。夏は緑の葉を料理に添えると、涼しい印象を与えます。ご自宅でも料理の盛り付けに「かいしき」を取り入れてみませんか。

夏にぴったりの食材を選んで

暑い夏にはさっぱりと食べられるよう、みょうが、しそ、しょうがなどの香味野菜を使用する頻度が増えるのではないでしょうか。香味野菜を使用すると彩りが増し、味に清涼感を出すことができるため、涼を感じることができます。その中でもみょうがは独特な香りをもち、シャキッとした食感が特徴です。みょうがが苦手な方もいらっしゃると思いますが、ひと工夫するだけでとっても美味しい香味野菜になります。

簡単!みょうがを使って『涼』を感じる食事へ

  • みょうが大根
みょうがと大根を千切りにし、混ぜ合わせて完成。
刺身のつま、サラダ、生春巻き、冷やしうどんなどアレンジ自在の一品です!
  • みょうがご飯
米、だし、醤油、刻んだ油揚げを入れて炊飯し、仕上げに千切りにしたみょうがを混ぜ込み完成。みょうがの香りが良く、さわやかな味が楽しめます。子供も美味しく食べることができます。
  • みょうがの酢漬け
みょうがを軽く湯がき、甘酢(酢と砂糖)で漬けて完成。あと1品欲しい時に助かります。箸休めにもおすすめです!
  • 夏野菜の焼き浸し
お好きな夏野菜を油で焼き、めんつゆに浸す際にみょうがを入れて完成。夏野菜を飽きなく、たくさん食べることができる料理です。

料理は、味だけでなく、盛り付け、彩り、香り、食感など様々な目線で楽しめるものです。暑い夏を楽しむ一つとして、『涼』を感じる食事をしてみてはいかがでしょうか。
(原稿作成:聖隷健康サポートセンターShizuoka 大榎 さと美)