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ホーム >  管理栄養士コラム >  年始の楽しみ ~お雑煮のいろいろ~

年始の楽しみ ~お雑煮のいろいろ~


2023年も残りわずかとなりました。
新型コロナウィルス感染症が5類になり、年末年始は友人や親戚と集まって過ごされる方も多いのではないでしょうか。
今回は年始に食すお雑煮についてご紹介いたします。

お雑煮とは

一般的にお餅の入った汁物がお雑煮と呼ばれ、主にお正月などハレの日に食べられます。
お雑煮の語源は、いろいろなものを混ぜて煮込む「煮雑(にまぜ)」からきているといわれており、平安時代にはすでに食されていたそうです。

お餅の形

丸餅と角餅

お雑煮に入れるお餅は地域によって形が異なり、岐阜県の関ケ原辺りを境に西の府県は丸餅、東の都道県は角餅が多いようです。
丸餅は「円満」を意味し、縁起物として関西では丸餅を白みそ仕立てで煮込むものが多く、一方関東では「敵をのす」という縁起を担ぎ、のし餅を四角く切った角餅を焼いて醤油仕立てで煮込んだものが主流となっています。

全国のいろいろなお雑煮

全国お雑煮マップ

【岩手県】くるみ雑煮
醤油仕立ての澄まし汁に大根、人参、ごぼう、焼いたお餅等を入れ、「くるみだれ」をからめる。

【新潟県】越後雑煮
醤油仕立ての澄まし汁に大根、人参、ごぼう、焼いたお餅のほか、鮭といくらを入れて煮込む。

【香川県】あん餅雑煮
いりこのだし汁であん餅を煮て、大根、人参、里芋等とともに白みそ仕立てで煮込む。
お雑煮は具材や作り方など地域によって様々な違いがあり、よく知られているものだけでも100種類以上あります。
皆さまのご家庭はどのようなお雑煮でしょうか。

お正月に食べ過ぎないために

切り餅2個とごはん1杯は同じエネルギー量

お雑煮のほかにも、ぜんざいやあげ餅など様々な楽しみ方があるお餅ですが、ごはんと同じ主食にあたります。
切り餅(50g/個)2個は、ご飯茶碗1杯(150g)に相当します。
食べ過ぎには注意して楽しみましょう!
2023.12.6掲載