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ホーム >  管理栄養士コラム >  ベジ 食べている? 8月31日は野菜の日

ベジ 食べている? 8月31日は野菜の日


野菜摂取量の平均値の年次推移

厚生労働省 国民健康・栄養調査(令和元年)

皆さんは、普段どのくらい野菜を食べていますか?

日本人の野菜摂取量は、国民健康・栄養調査の結果から平均200g後半/日で推移しており、健康日本21(第三次)の目標値である350g/日以上から、約70g(小鉢1皿分)不足しています。
野菜はビタミンやミネラル・食物繊維を豊富に含み、野菜摂取が多い人は脳卒中や心臓病の罹患率が低いことが分かっています。
生活習慣病を予防するためにも、野菜摂取量を増やすことが大切です。

野菜摂取状況をスコアで見える化

聖隷予防検診センターの人間ドック食は「はままつ食de元気応援店」に登録しており、「野菜摂取推進」に取り組んでいます。
今回、浜松市のベジアップキャンペーン*1・日本栄養士会の栄養ワンダー*2の一環として、8/2・8/5の2日間、浜松市と共同で皮膚カロテノイド測定器(ベジメータ®*3)を使用したベジスコア測定会を開催しました。
*1 2024ベジアップキャンペーン/浜松市
*2 栄養の重要性と管理栄養士・栄養士の認知度向上を目的に「栄養の日・栄養週間」の期間中、全国の管理栄養士・栄養士の通常業務、
 あるいは地域の住民を対象に実施する「栄養の指導」の総称。
*3 皮膚中のカロテノイド量を測定する機器。野菜(緑黄色野菜)摂取量によって、皮膚中のカロテノイド量が変化するため、
 ベジスコアが野菜摂取量の指標になる。

ベジスコア測定会の様子

ベジスコア測定会の様子

聖隷予防検診センターの人間ドック利用者を対象に実施したこのイベントは、2日間で合計140名の方にご参加いただき、参加者には管理栄養士から野菜摂取についての情報提供を行いました。
参加者からは、「測定することで普段の野菜量を知ることができた」との声をいただいています。

野菜摂取量を増やすポイント

1. 常備野菜を工夫
  レタスやトマト、キュウリなど、簡単に食べられる野菜を常備しましょう。
  カット野菜や、冷凍食品を買っておくのもおすすめです。

2. 加熱してかさを減らす
  汁物に入れたりレンジで加熱したりすると、かさが減りたっぷり食べられます。

3. 主菜にプラスする
  肉と一緒に炒める、魚のホイル焼きに加えてみる、麻婆豆腐にナスを入れるなど、肉・魚・大豆製品と一緒に野菜を食べましょう。

野菜摂取量を増やす食事の具体例をご紹介

~暑い日にさっぱり~ 夏野菜そうめん

夏野菜そうめん

【材 料】 そうめん
      めんつゆ
      オクラ(冷凍可)やトマト、キュウリ、レタスなどお好みの野菜
      豚肉 or ゆで卵 or 温泉卵 or ツナ缶(あれば)

【作り方】1. そうめんをゆでる。
       豚肉を用意した場合は、一緒にさっとゆでて粗熱をとる。
     2. オクラは生の場合は軽くゆでて輪切り。
       トマトはダイスカット。キュウリは千切り。レタスはちぎる。
     3. 1に2をのせ、ゆでた豚肉や卵、軽く汁気を切ったツナ缶があれば添える。

~レトルトカレーに野菜をプラス~ 夏野菜カレー

オクラトマトカレー

【材 料】 レトルトカレーとご飯
      オクラ(冷凍可)ほうれん草(冷凍可)トマトなどお好みの野菜

【作り方】1. 野菜を電子レンジで加熱する。オクラはゆでてもよい。
     2. レトルトカレーを温める。
      (1のオクラをゆでた場合は、そのお湯を活用する)
     3. ご飯に2をかけて、野菜を(大きい場合はカットして)添える。

いきなり目標量(350g)を目指すのは難しいかもしれませんが、「今より少し」を意識することが大切です。
いつもの食卓に少し野菜を増やすことを始めてみませんか?


聖隷予防検診センター 管理栄養士
伊熊 美紀

2024.8.9掲載