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産官学のコラボレーションで健康増進を応援します(第1弾)


保健事業部では、地域の皆様の健康増進に寄与するため、地域企業や行政、教育機関等と協力して様々なコラボレーションを行っています。管理栄養士コラムでは、今月号と来月号の2ヶ月にわたり、「地域愛」あふれる3つの共同作業をご紹介します。
■コラボその1
聖隷クリストファー大学×ヤタロー×聖隷予防検診センターで「人間ドック食 春メニュー」の共同開発

現在保健事業部では、聖隷クリストファー大学看護学部の学生さんと一緒に婦人科検診啓発プロジェクト「SGEプロジェクト※」を行っています。聖隷予防検診センターでは、2020年の「夏メニュー」に引き続き、学生さんと一緒に人間ドック食「春メニュー」の共同開発を行いました。今回は、婦人科系疾病予防のための「健康食」に加え「フレイル予防」もテーマとしました。
※SGEプロジェクトの略称:S…Seirei(聖隷)/G…Gynecology(婦人科)/E…Enlightenment(啓発)
学生さんが考案されたメニューは、フレイル予防を考慮した様々な食材を使用したものだけでなく、海藻類のてんぷら、果物を使ったサラダ、大豆製品を使ったデザートなど、発想豊かなアイデアが多数ありました。多彩なアイデアをもとに、ヤタローシェフと聖隷予防検診センター管理栄養士がアレンジを加え、「聖隷クリストファー大学看護学部の学生さん」&「株式会社ヤタロー」&「聖隷予防検診センターの管理栄養士」でコラボレーションをした人間ドック食“春メニュー”が完成しました。フレイル予防のために、一日に摂取したい10種類の食品(魚、肉、油、牛乳乳製品、野菜、海藻、芋、卵、大豆、果物)を「この1食」で摂取できる「欲張りな」お食事になっています。

コラボメニューのご紹介

“春メニュー”(吹き出し内の絵は、学生さんが考えたアイデアです)

春メニューお品書き

  • 発芽玄米ごはん
  • 味噌汁
  • 鶏とアスパラとわかめの天ぷら抹茶塩
  • 真鯛のグリル 
  • もずくと長芋の酢の物
  • 海藻サラダごぼうイタリアンドレッシング
  • いちごムース


自らが考案した献立を作る「調理実習」開催

2021年2月2日、同大学の調理実習室にて、学生20名と教員3名が参加し感染症対策を徹底した上で“春メニュー”の調理実習を行いました。「フレイル予防のために10種類の食品を使う工夫や、どのくらい食べればいいのか、作ってみて勉強になった」「野菜の切り方を変えるだけで、口腔内のフレイル予防になるとわかった」など、学生さんから様々な感想をいただき、手軽に作れることを体験できた様子でした。

「若い知恵」と「プロの知恵」が融合した「地域愛」あふれる春メニューは、3月1日~5月31日までの3ヶ月間の期間限定で、人間ドックを受診の方にご提供いたします。
■コラボその2
ヤタロー×聖隷予防検診センターで共同開発した「人間ドック食」が、スマートミールの認証を取得

現在、聖隷予防検診センターの人間ドック食は、四季に合わせてスマートミール「しっかり★★★(星3つ)」の基準に適合した食事を、年4種類提供しています。スマートミールとは、主食、主菜、副菜が揃った健康的な食事のことで、日本栄養改善学会を始めとした複数の学協会からなる「健康な食事・食環境」コンソーシアムが審査・認証をおこなっています。

2020年8月1日、 同センターは、外食部門で県西部地区「初」の認証をいただきました。今回の学生さんと共同開発をした「春メニュー」も、スマートミールに適合しています。また、同センターは、浜松市と協働で市民の健康づくりを応援する施設として「はままつ食de元気応援店の野菜応援店」にも登録されています。
薄味を感じさせない食事を作っております。人間ドックを受診の際は、ぜひお食事もお楽しみください。

撮影時のみ、マスクを外しています












(原稿作成:聖隷予防検診センター 管理栄養士 池谷 佳世)