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フレイルの予防支援を始めました


2020年も残りわずかとなりました。2020年は、「新しい生活様式」を求められ、食環境が大きく変化しました。長雨の次は猛暑により野菜が高騰し、地球全体の環境についても考える機会が多くある1年でした。

栄養に関しては、「日本人の食事摂取基準」の改定がありました。「日本人の食事摂取基準」は、健康の保持・増進を図るうえで摂取することが望ましい栄養量の基準を示すものです。日本の栄養における問題を解決するために5年ごとに改定があります。今回改定された2020年版では、高齢化の更なる進展を踏まえて、高齢者の低栄養やフレイルの予防を新たに視野に入れて策定されています。

フレイルとは

Fried のフレイルの定義

「フレイル」とは、加齢により心身の活力(筋力・認知機能・社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。多くの人が健康状態からフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。

次の5 項目中3 項目以上該当する場合はフレイルとされます。

1.体重減少
2.疲労感
3.活動度の減少
4.身体機能の減弱(歩行速度の低下)
5.筋力の低下(握力の低下)  
 
要介護状態の前段階である「フレイル」を予防することで、長期的な健康寿命の増進が見込まれます。保健事業部の管理栄養士は、取り組みとして人間ドックの個別面談時にフレイル予防の栄養相談を開始しています。

2021年1月よりフレイル予防を目的とした運動プログラム「フレフレ教室」を開催いたします。みんなで楽しく運動する「ワイワイコース」と、個別に運動する「コツコツコース」をご用意しています。健康運動指導士をメインに管理栄養士・保健師も支援いたします。

詳しい内容はこちらをご覧ください


皆様がフレイルを予防するための支援をお届けしていきます。
ぜひ、この機会にご利用ください。

今年も栄養士コラムをお読みいただきありがとうございました。
聖隷健康診断センター 管理栄養士 西澤千春